2017年8月21日 (月)

今週は仙台へ

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ブログの元原稿はPagesに書いているのですが、その保存用のタイトルには日付を入れています。その数がひとつずつ増えていくのがなんでもない時があれば、なんとなく焦るというか、追い詰められるような感じになる時があります。ここ数日はその追い詰められるような感じが続いています。

というのも9月の40周年記念ライブのリハの準備ができるのがほぼ明日までなので、そんな感じがしているのでしょう。しかしどこか追われるような気持ちになりながらも、やはり気持ちが乗らないとなかなか前に進めないものですから、なんとなく焦るような感じがするわけです。

でも人は時々追い詰められることも必要かなと思います。限界ギリギリで見つけたり、身についたりすることもありますよね。いつも追い詰められているのは良くないですが、僕みたいなマイペースな奴(微妙)には気付け薬みたいなものかもしれません。

今週の23日と24日はライブのPRとリハと打ち合わせを兼ねて仙台へ行きます。ライブのために、仙台が発祥の地で有名なジャズフェスの要である友人たちがいろいろと力を貸してくれています。そのおかげで何本かのラジオにも出演させてもらいます。

23日 17:00 ラジオ3 Groovin’ J 生放送
24日 10:15 エフエム仙台 Morning Brush 生放送

また「あんべ光俊の森を旅する道」の収録もさせてもらいます。こちらの放送時間は毎週日曜22時からで、IBC岩手放送でもお聴きになれます。

あんべさんと僕は生まれ月も同じで同い年です。最初のバンド「飛行船」でデビューした頃から何度か顔を合わせたこともあります。また釜石の出身ですから、今回は復興支援関係のことも話ができたら良いなと思っています。

さあ今日も少し追い詰められながら楽しませてもらいましょう。毎日音楽に関わっていられるなんて、若い頃には夢でしたからね。




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デビュー40周年記念ライブのお知らせです。

東京は満席となりました。

仙台の方はまだまだ席がありますのでよろしくお願いします

両日ともにチケットはありませんので、事前にMAKOTO BOXへお申し込み
いただければ席をご用意します。当日入り口でお名前をおっしゃってくださ
い。

MAKOTO BOX Email:singanewsong@cmail.plala.or.jp

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2017年8月20日 (日)

チューニングを13回

今仕事部屋にはこんな感じでギターが置いてあります。

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9月のライブではリゾネーターギターではなくアコースティックギターを弾く場面がありますが、その際のチューニングをノーマルチューニングにするかオープンチューニングにするかをここしばらく考えていまして、色々試行錯誤をしてきました。そして次第に気持ちはオープンチューニングでいく方向に固まってきました。これはスライド奏法に適しているからオープンチューニングにするというところから、機能的なことだけではなく、オープンチューニング独特の響きが好きになってきているんだと思います。

そしてアコースティックギターをオープンチューニングにして弾くことによって、以前ノーマルチューニングで弾いていた時と、リゾネーターギターでオープンチューニングを弾く時との狭間に入り込んだような感覚が生まれてきました。それはオープンチューニング&スライド奏法というものが生まれてきたブルースやカントリーの呪縛からの離脱(大げさ)の始まり、といっても良いかもしれません。要するに元来スライド奏法ならばこんな感じで弾く、というところから少し離れて自由になってきたということです。ですからオープンでもスライドバーを使わないで弾くこともありだなと思い始めました。そしてスライドバーを使うがためのオープンチューニングではなく、オープンチューニングをどう自分のものにしていくか、という次の段階に踏み込むきっかけをアコースティックギターのオープンチューニングがもたらしてくれたということです。

同時にウクレレも使うので、どのタイプを使おうかと比較検討をしていました。手持ちのテナーウクレレ、ソプラノボディーのテナーネックも試してみましたが、やはり最近ライブで使ってきたソプラノのパイナップルに落ち着きそうです。このウクレレにはピックアップを取り付けていないので、mspという脱着式のピックアップを使おうと考えています。

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このピックアップは二つの磁石でトップの板を挟んで固定をするのですが、簡単に脱着できるように、受け側の磁石をボディーの内側に貼り付けようかと考え始めています。そうするとピックアップの位置が固定されるわけですが、これが「あ〜だこ〜だ」と迷いやすい僕に向いているかどうかがでちょっと迷っています(ね、迷いやすい)。

それにしてもひとつのブログでチューニングという言葉を13回も使ったのは初めてです(笑)。



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2017年8月19日 (土)

ギターの深イイ話

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先日リゾネーターギターのStyle-Oから音程によってビビり音が出ていることに気がつきました。最初はコーンの上に何か異物でも入ったのかな?どこかのビスが緩んだのかな?と思い、楽器を振ってみたり、ビスを増し締めしてみたりしましたが、一向にビビり音は止みません。ふとボディーに後付けするタイプのピックアップを見るとボディーからわずかに浮いているのがわかりました。試しにピックアップをボディーに押し付けるとビビり音が止みました。どうやらこのピックアップの浮きが問題だったようです。浮いている箇所をよく見ると、ピックアップが両面テープでボディーに貼り付けてあることもわかったので、一応手近にあった両面テープを隙間に差し込んで圧着し応急処置をしました。

そのことをブログかFacebookのコメントに書いたところ、ギタリストの洪栄龍さんが電話を下さったんです。そしてピックアップの再セッティングについて色々と教えてくれました。洪さんは僕のギターの先生のような方で(岩渕くん僕のことを先生なんて呼ぶなら授業料もらっちゃうよ!という声が聴こえてきますが・・・)、この時も前の粘着テープの汚れ落しにはジッポーのオイルが良いこと、それから両面テープには厚みをはじめ色々な違いがあるので気をつけた方が良いことと、製品としてはNittoのテープが良いことなどを教えてもらいました。

これらのことって言ってしまえば何でもないようなことですが、洪さんの経験と探究心から導き出された貴重なアドバイスです。こも日はこのこと以外にも教えてもらいました。特にそれぞれのギターが作られた(設計された)年代によって微妙に設計思想が違うので、使用する弦もそのギターが最初に作られた時代の弦、ゲージを使うと良いなどなど、僕がまったく意識したことがなかったギターの深イイ話(テレビの方は観ません)を教えてくれました。こういう方に心にかけてもらえる僕は本当に恵まれていると思います。

その後Style-Oを買った、御茶ノ水のギタープラネットアコースティック館のSさんにも電話を入れて、ピックアップのアウトプットのケーブルの遊びがどれくらいあるのか、両面テープの厚さはどれくらいか、などの確認もしてから、ジッポーのオイルとNIttoの両面テープは取り寄せました。そして昨日ピックアップの張替え作業をしましたが、事前確認をしたことで、ある程度作業全体をイメージしながら行うことができました。

最初の写真はリペアで弦を外す際の弦の仮止め。これは川崎のギターシエルターで見ておぼえました。

ジッポーのオイルとNittoです。ジッポーのオイルは大きい感の方が安かったのでそうしました。両面テープはボディーが真っ平らとは限らないので、少し厚めの0.16ミリを選びました。

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ピックアップを外したところです。前の粘着テープの汚れをボディーとピックアップの裏と念入りに落としました。

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両面テープは20ミリ幅を買いました。ピックアップの幅が37ミリくらいなので2列に並べて貼ると少し余ります。なので一方を目分量で端から4ミリくらいのところをハサミで切り、アウトプットケーブルのところも四角にカットしてピックアップに貼りました。

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事前にピックアップの端に鉛筆で印をしていたので、それに合わせてボディーに圧着し、弦を張りなおして作業は終了となりました。もちろんその後、音のチェックをして完成です。

以前はネック調整はもちろん、全てをリペアマン任せにしていましたが最近は良い意味で自分の中の規則がゆるくなり、ちょっとした手入れにはチャレンジしてみています。良い意味で規則がゆるくなり、は演奏にも現れてきていると思います。僕ってほんわかしているようでガチガチの規則人間なのかもしれませんよ(笑)。



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2017年8月18日 (金)

尊い犠牲と責任

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一昨日のブログタイトルは「参拝はおひとりおひとりで」でした。内容はNHKスペシャルの「インパール作戦」を観て考えさせられたことから「みんなで靖国神社を参拝する国会議員の会」に感じる違和感について書きました。それでも何か書き残した感があり、それをうまく表現できないでいたのですが、改めて安倍首相の式辞を読み返して「ああそうか」と思いました。

それはこのことばです「いま、私たちが享受している平和と繁栄は、かけがえのない命を捧げられた皆様の尊い犠牲の上に築かれたものであります」。このことばの持つニュアンスでは戦争で犠牲になった方々は自ら命を捧げたかのようにも感じられます。ひとことで犠牲といっても皆さんが同じなわけはなく、戦闘で命を失った方々、戦地に赴いても戦闘以外の飢えや伝染病などで亡くなった方々、戦地へ赴く途中で輸送船の撃沈で亡くなった方々。インパール、ペリリュー島、沖縄戦などでの犠牲者。特攻隊や人間魚雷回転などの自爆攻撃。そして本土空襲で亡くなった方々。広島、長崎。終戦日の8月15日の0時過ぎからの空襲で被災され亡くなられた埼玉県熊谷の方々。

阿部首相の「皆様の尊い犠牲の上に築かれたもの」が、戦争で命を落とされた方々に精一杯の敬意を表するという思いで語られているということを考慮しても、そこに圧倒的に抜け落ちているのが国の、政府の、為政者の責任であり、戦争に対する反省と今後についてです。戦争は誰かの起こした戦争ではなく、あたかもどこからか降ってきた天災ででもあるかのような印象を受けます。

そして「戦後、我が国は、一貫して、戦争を憎み、平和を重んずる国として、ただひたすらに、歩んでまいりました。そして、世界の平和と繁栄に力を尽くしてきました。私たちは、歴史と謙虚に向き合いながら、どのような時代であっても、この不動の方針を貫いてまいります」。のことばにつながります。さらに「我が国は、争いの温床ともなる貧困の問題をはじめ、様々な課題に、真摯に取り組むことにより、世界の平和と繁栄に貢献してまいります。そして、今を生きる世代、明日を生きる世代のため、希望に満ちた明るい未来を切り拓いていく。そのことに、全力を尽くしてまいります」。とあります。最近の森友問題、家計学園問題、自衛隊の日報問題を振り返っても、政府が歴史と謙虚に向き合っている、真摯に取り組むなど、僕には絵空事に思えてしまいます。

先日の朝まで生テレビの中で芸人のウーマン村本が、「安倍首相のことは会ったことがないのでよくわからないが、秋葉原の発言は子供っぽいと思うし、何か戦争臭を感じる」というようなことを言っていました。それに対し自民党の山本一太議員が「村本さんも安倍さんに会えば好きになる」と言っていました。僕はこのことばに「え!」っと軽いめまいを感じました。

僕たちは政治家に、町内にひとりはいるような気の良いおじさんを求めているわけではありません。そもそも政治家を信頼したいなどと思うことが間違いなのかもしれませんが、自分たちで選んだのですから信頼ぐらいはしたいものです。まあヒーロー政治家登場も危ないですけどね。



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2017年8月17日 (木)

TOMPSONもオープンで

9月のライブでは最近メインに弾いているリゾネーター以外にアコースティックギターやウクレレも弾くことにしています。アコースティックで弾く曲にはノーマルチューニングが良い曲と、オープンチューニングで弾くのが良さそうな曲があります。

僕はメインで使えるアコースティックギターを2本所有しています。どちらもTOMPSONのT-1ですが、そのうちの1本はショートスケールです。今回のライブではショートスケールの方をノーマルチューニングで、ノーマルなT-1をオープンチューニングにしてみようと考えました。どちらのギターも弦高をかなり低めにセッティングしてもらっているので、スライド奏法をするには低すぎます。そこでノーマルのT-1に以前予備に作ってもらっていたサドルを載せてみることにしました。微妙に長さが合わなかったので、自分で紙やすりで調整して(汗)弦を張ったところ、絵に描いたようにちょうど良い弦高になりました。これには自分でもちょっと出来過ぎだと笑ってしまいました。

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音色はリゾネーターギターよりもアコースティックギターの方がきらびやかな音がするので、スライドバーもそれなりにフィットするものを選んで弾き込んでみましたがとても良い感じです。リゾネーターよりも低音がしっかりしていて、サスティーンも効いていているので気持ちの良い音色です。

ところでTOMPSONをスライドバーで弾くというのは聴いたことがないので、変わったもの好きな僕には合っています。今週中にStyle-Oのピックアップの付け直しもする予定にしています。そのことも後日報告します。

来週の半ばには仙台でリハーサルを予定しています。まだ詳細は分かりませんが、滞在中にラジオや新聞でライブのことを宣伝させてもらえるかもしれません。東京のライブは残席がもうほぼないようです。仙台はこれから本格的にPRをしますが、こちらもぜひみなさんに足を運んでいただきたいなあと思っています。ちなみに東京と仙台では出演者も内容も違いますので、東京から電車1本で行ける仙台にもいらっしゃいませんか(笑)。



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2017年8月16日 (水)

参拝はおひとりおひとりで

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昨晩はNHKスペシャルの「インパール作戦」を観ました。1944年3月、イギリス軍の拠点であったインドとビルマ国境近くのインパールを攻略するために日本軍は軍を進めました。しかしこの作戦では日本軍の誰ひとりインパールの地を踏むことがなく、ある資料では3万8千人ともいわれる人々が戦死し、作戦中止後の撤退時も含めて餓死や病死者が4万人とあります。さらに行方不明者が多数いるので正確な人数はわからないということのようです。これらは日本軍の戦死者の数ですが、インド国民軍、イギリス軍の死病者数も5万人を超えるということです。

僕はこの年齢になるまで日本が関わった戦争について詳しく調べることも、学ぶこともしてきませんでした。それはとても恥ずかしいことだと思います。おそらくその根底には受け止めがたい凄惨な戦争から目を背けていたいという気持ちがあったのではないかと思います。自分たちの先達たちの過ちや苦しみから目を背けていたい、過去のものにしたい、という気持ちがあったのだろうと思います。

皮肉なことですが北朝鮮とアメリカの緊張関係の中で終戦記念日を迎えて、やっと戦争が他人事ではないということに気づかされている自分です。

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終戦記念日というと必ずニュースになるのが政治家の靖国神社参拝です(写真は2014年)。「みんなで靖国神社を参拝する国会議員の会」だそうです。A級戦犯合祀のことも、明治から第二次世界大戦までの戦死者が、望むと望まざるとに関わらず英霊として祀られていることも、いろいろ議論のあるところですが、それは横に置いておいておいて、国会議員が集団で参拝するってどうなんでしょうか。僕はどうぞおひとりおひとり参拝なさったら良いのにと思います。集団を組まなければできない参拝なのだとしたら、そもそもどこかがおかしいのではないかと思います。

先の戦争について日本人として振り返ることを忘れてはならないでしょう。しかし政治家の皆さん、当時は軍国主義だっただろうがなんだろうが、権力を持った方々が下々に命令を下して戦地に行かせたことは明白です。もちろん開戦時には国民全体が高揚感を持っていたのかもしれませんが、やはり戦争の責任は指導者にあるでしょう。

そういう意味でも政治家が先の戦争についてどう考え行動するかは大きな問題です。少なくとも集団で参拝なんて言外ではないですか。列をなして歩く皆さんの姿が戦いに向かう人たちに見えてしまのは僕だけでしょうか。



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2017年8月15日 (火)

アジアの外れの街に僕は立つ

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終戦記念日の今日、自分が年齢を重ねるほど、そこに至る経緯についての無知さ加減に恥ずかしくなります。日本では近現代史の教育が抜け落ちていることはよく知られています。その理由のひとつは現代史以前の歴史に授業時間を費やしてしまうからだといわれますが、本音は日本の近現代史が複雑であることと、そこに日本人の本来の顔が見え隠れするからではないかと思います。この本来の顔というのは今の政治の奥にも潜んでいると思いますが、その顔は決して現代の一般的な日本人が好意を持つような顔つきではないでしょう。

日本人の僕たちは、以前は日本が帝国であった、あるいはあろうとしたということを考えなければいけないと思います。僕の歌詞に「アジアの外れの街に僕は立つ」というフレーズがありますが、僕が体感として感じてきた日本は、アジアの外れの島国という位置付けでした。それは美しい四季を持つ楚々とした国というイメージです。しかし明治以降の日本はそれとはかけ離れていて、巨大な帝国であろうとしたのです。

後藤牧人先生の著書に「日本宣教論」があります。以前とても興味深く読ませていただきましたが、その中にヨーロッパ人の東南アジアの人たちへの関わりかたについて記されている部分があります。それはヨーロッパ人からしたら、東南アジアの人たちは「猿と人間との間」、自分たちと同じ人間ではない、に近い認識だったとあります。しかもこれは悪徳商人たちが考えていたことではなく、キリスト教の宣教師たちがそう考えていたとのことです。このようなベーシックな考え方の上に「だから彼らの生活習慣や文化を改めさせ人間として生活できるように教えよう」という考えが生まれ、自分たちの資源確保のためにも植民地として統治するという考え方になったのでしょう。

大日本帝国はこれらの西洋の植民地支配からアジアを解放させる、という大義名分を持っていましたが、自らも帝国と称しているのですから、次の支配者となろうとしていたことは明らかでしょう。実際にアジア諸国では「日本は植民地支配から解放してくれた国」という評価もあれば「植民地支配をした国」という評価もあります。これらの評価はそれぞれの国の当時の事情によって違ってくるでしょう。

以前、森総理大臣が「日本は神の国」と発言して問題になりました。この発言は政治の中に、日本人本来の顔がうっかり顔を出したということなのかもしれません。日本が天皇陛下を頂点とした神の国であるという独特の選民意識がその根底にあると思います。

僕にはこのような選民意識と太平洋戦争に至る経緯が無関係であるとは思えません。アジアの外れの小さな島国である日本がなぜこれほど大それたことを考え行ったのか、自分もその血を引く日本人のひとりであることを思いながら、この終戦記念日に明治から今日に至るまでの日本人の歩みを改めて振り返りたいと思っています。




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2017年8月14日 (月)

ボトルネック通信

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僕のボトルネック通信も回を重ねてまいりました(いつからそんなんできたん?)。今月9日のブログでこれまでのボトルネック遍歴について書きましたが、現在気に入っている形状である、ガラスでストレート、に至るヒントを与えてくれたのが友人からもらった薬瓶です。上の写真の真ん中の背の高い瓶がそれです。

市販の製品にも瓶の形に似せて作られたものはありますが、それらはガラスの質が均一で、表面もとても滑らかに仕上げてあり、言ってみれば優等生です。この茶色い瓶はまさに瓶なので、ガラスの質も不均一ですし表面も滑らかとはいえません。しかし不思議なのですが味があります。もうこの「味」に至っては好き嫌いに個人差がありますし、言葉では説明しがたい領域のものです。

ところがこの瓶、僕にはちょっと長すぎました。と言っても5ミリ程度なんですが・・・。先日この瓶を少し短くできないかと思い立ちました。ネットを検索すると瓶の首(ここからボトルネックと呼ばれるようになりました)の切り方は出ていますが、何ミリかを短くカットするというケースは見つけられませんでした。ガラス屋さんに頼むときっとできるのだとは思いますが、それもちょっと大げさです。

実はこの瓶をくれた友人は歯科○○○です(どうして○なのかは不明・笑)。僕は彼に頼めばきっとやってくれる!とのいつもの突然の確信に見舞われ(笑)早速連絡をしてみました。彼からは、「できると思いますよ〜」との二つ返事に、図々しい僕は早速出かけて行って「5ミリくらい切ってみたいんだよねえ」と相手のことなど考えずに、無茶な割には細かなリクエスト。そんな僕をよく知っている友人は「はいはいやってみま、少し時間をください」と引き受けてくれました。

その夜にメールで「できたよ〜、明日ポストに入れておきますよ」とまるでアマゾンのような連絡。そして翌日カットされた瓶を手にすることができました。

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切り口がめちゃくちゃ滑らかです。
まさにプロの仕事(何の?)。

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この瓶はおそらく板ガラスを筒にしてカットしたもののようで、貼り合わせたとみられる筋があります。この筋が弦に当たるように弾くと弦をこするザラザラ音がします。こらはこれで何かに使えそうです。

「わかるかな〜、わかんねえだろうなあ〜」。

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ライブで茶色の小瓶を見つけたら、「あれだ!」と楽しんでもらえたら僕も楽しいです。




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2017年8月13日 (日)

譜面をスキャン

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浄書ソフトのFinaleにはすでにある譜面をスキャンして取り込む機能があります。あまり使ったことがありませんが、今回はその機能を使って楽譜を読み込みました。歌詞やコードまでは無理ですが、音符が多い楽譜はそれを読み込めるだけで大分作業がはかどります。さすがにタイ(音符と音符をつなぐライン)や拍子記号の変化など、読み込みにムラのあるものはありますが、それは読み込んだ後に手動で修正して行けば大丈夫です。

今の段階ではその修正を含めて半分くらいの作業を終えています。あと半分頑張ればひとまず譜面ができるので、その後は自分のキーに合わせて転調をするなど、少しアレンジの要素が加わった作業に入ります。Finaleでの転調に関しては調を変えると、音程はもちろんコードネームまで変わってくれるので楽です。要するに転調を上げたり下げたり気軽に試すことができるというわけです。

そういうわけで、浄書ソフトは単に譜面を版下レベルに作れるというだけではなく、作曲支援という側面があります。例えばピアノが弾けない僕にとってコーラスのアレンジをソフトに演奏させられるのは大助かりですし、メロディーの一部を変えると全体がどう変化するか、変える方が良いか否かを具体的に比較検討することができます。

Finaleの前はEncoreというソフトを使っていましたが、その時代を含めると20年以上は浄書ソフトを使い続けています。以前永遠鉄道という曲を作りましたが、あれはEncoreに打ち込んで作曲をしたんです。当時はコンピューターに打ち込んで演奏させるのが面白くてのめり込んでいました。今思えばほぼ遊びでしたね。




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2017年8月12日 (土)

微熱老人

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昨日は40周年記念ライブの譜面作りのために僕の20歳前後の時のライブ録音を聴きました。音源はカセットテープです。聴きながらこの機会にこの音源をMacに取り込んでおこうと思い立ち、オンボロのカセットテープレコーダーで再生させながら録音をしました。我が家には自分の記録を含めてたくさんのカセットテープがあるので、いつか時間を決めてデータとして残すのも良いなと思いました。でも仕事部屋のカセットデッキは普段使いのシステムから外してあってここ何年も使っていません。これも一度動かしてみる価値がありそうです。

カセットの両面、約40分くらいに録音されている若い頃の自分の歌と演奏を聴きながら、まずは僕の若さを感じました。さすがに若いって素晴らしいというような感じではありませんでしたが、改めて感じた自分の若さのひとつは、音楽理論などをあまり知らないことによる独創性です。まあ乱暴だったということです。それから次に感じたのは未来への憧れのようなものです。この憧れは恋愛のことではありませんが、やはりどこか甘酸っぱさが感じられました。若さっていうのは甘くて酸っぱい、と言っても良いのかもしれません。「え!にがくて重苦しいんじゃないの」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

僕は阿佐ヶ谷に住んで、歌おうとしていた時期がありますが、当時はバイトにありつけたとしてもあまり金はなく、飯もろくに食べていませんでした。将来どうするのか、どうなるのかもわからずにいたのですが、それでも真っ暗じゃなかったように思います。変ないい方ですが、ちゃんと人生をなめていて、「そのうちなんとかなる」と思いつつ、絶望や闇さえ、どこかで楽しんでいるような自分でした。やはり持っている命の量、持っている時間が今とは違うということが大きかったと思います。

そしてあれから約40年。生きるということの実際を知り、責任というものにも気がつき、誰かを教えるというようなことまでするようになった自分。あの頃の自分を考えると、空恐ろしいことをしているもんだと思います。

「60歳になった〜ら、60歳になった〜ら、まともな人になれたかな」、なんて歌ってみたくなります。自分のことは自分ではわからないものです(少なくても僕は)。でも自分という自分は確実にいます。この年齢になって、「僕って一体誰なんだ〜」なんて叫ばれても困りますよね。

多分僕は若い頃の甘酸っぱい憧れの中に、いま住んでいるのだと思います。あの憧れが風船だとしたら、僕はその中にいて内側から眺めているのかもしれません。否応なしに手にするものは手にしたのでしょう。ですからもう若くなくて良いのでしょう。でもこの憧れの風船が風に乗って旅ができるように、微熱を発し続けながら生きて行くという感じでしょうか。微熱老人ってちょっと危ないかも(微熱少年にかけました)。




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«目であり、耳であり、ことばであり、祈り