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2009年11月13日 (金)

一拍の長さ

P8172195
スタジオの西原氏 E-P1 ZUIKO.D 50mm f2

昨日は書こうと思ったことからだんだん外れてしまいました。書きたかったのは1拍の長さのこと。

例えばテンポをマーチのテンポ、120とします。これは一分間に120拍打つわけですから、一拍の長さは60秒割る120で0.5秒になります。

0.5秒といえば結構長い時間です。この拍の頭で打つのか、もっと後ろで打つのかによって、ビート感が違ってきます。

よく”突っ込んでいる”とか”もたっている”とかいう言い方がありあますが、拍のどこで打っているかに関係しているでしょう。

もうひとつは拍を打つスピード感も影響します。”スタ”っと打つか”ドスン”と打つかみたいな感じですね。

そして大切なのが打った後の長さ。スタッカートのように、一拍の長さの途中で切るのか、拍の長さいっぱいに伸ばすかです。

”どこで打つか”、”打つスピード感”、”打った音の長さ”をある程度意識できると、自分の演奏の長所、短所を分析することができます。

音楽には縦方向の音程と、横方向のテンポ(時間)があるわけですが、縦も横も必ずしも正確に合っていれば良いというものではありません。そこら辺が音楽の魅力でしょう。ですから正確であるコンピューターを使った音楽でも、わざわざ微妙にタイミングをずらしたりします。

これらが作り出す世界がグルーブと言ってもいいでしょう。グルーブは音楽にとって大切な要素です。

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コメント

ウインナワルツの独特の揺れ(ため?)を思い浮かべました。

農耕民族だから頭打ち(鍬を入れるときの力の入れ方)
騎馬民族だから後打ち
とか言われますが
本当かなあ…

中国の人はどんな賛美をするときも頭打ちしかしないらしいです。
揉み手はしないみたいだけど(笑)

投稿: めりー | 2009年11月13日 (金) 08時56分

めりーさん
確かにウインナーワルツはすごいですね。農耕民族うんうんはあると思いますよ。文化の影響ってすごくあると思う。

投稿: ぶち | 2009年11月13日 (金) 09時01分

深い話が続きますね。

まるでミュージシャンみたい(*^-^)


冗談みたいな話はさておき・・・。

ベースなんかは特にどこで音を出して、音をどこで切るかでリズム感は全く変わりますよね。

ドラムも基本叩きっぱなしですが、教本には2分音符のスネアドラムなのか、16分音符のスネアドラムなのかを意識しなさいとアドバイスがありました。

ノリっていろんな要素が絡んで生まれてくるんですね。

投稿: なまけもの | 2009年11月13日 (金) 13時31分

なまけものさん
わたしもミュージシャンみたいな感じがするのが恥ずかしいです。最近改めてこの辺のことに、興味を持つというか、考え始めたものですから・・・。

投稿: ぶち | 2009年11月13日 (金) 13時38分

チョット盛り上がってきた話題に、お仲間に。先日テレビで、人間の聴覚の驚異の能力を特集していました。人間は、1〜2/100秒の音の間隔を識別できるそうです。たとえば、スティックでドラムや木の板などをただ1回のみ叩いたのと、1〜2/100秒の間隔で2回叩いたのの違いを聞き分けられるそうです。犬なんかもっとすごい聴覚でしょうが、人間の能力もすごいですね。だから、16分音符でも32分音符でも、64分音符でも128分音符でも----(そんなのないでしょうが)十分聞き分けられる能力をもっているのだと思います。微妙なリズムの違いを直感的に聞き分けて、違和感を感じたり、グルーブを感じたり、説明できないけど感動するという(ぶちさんの、説明できないほどおいしいラーメンの世界に似ている)、まさに音楽の深淵ですね。ミュージシャンてすごい、さらにそんな人間を造った神は、great!

投稿: 草加のシュン | 2009年11月13日 (金) 18時27分

草加のシュンさん
”1〜2/100秒の間隔で2回叩いたのの違いを聞き分けられる”って凄いですね。でもそうだと思います。違いはわかると思います。
レコーディングの時に、それに近い僅かな調整をすることがあります。良くないからするんじゃなくて、もっと良くなるので手をつけるわけです。
音楽というものを言葉にして、完璧に解説されたら凄いことになるでしょうね。
しかしその行き着くところは、感動するかしないか、心が動くか動かないか、ということになるかもしれませんね。

投稿: ぶち | 2009年11月13日 (金) 20時58分

色々勉強になります。

「拍」「リズム」に関しては色々思うところがあるのですが、皆さんのコメントを読んで、気後れして、書きかけてはやめております。

ま、わたし自身は「拍感」の非常に弱い人間で、「ビート」がどうのという以前に、裏打ちで手拍子しているのに、いつの間にかずれて頭打ちになっているという、いたって日本人的な拍感をしています(笑)

投稿: ♪Sunny | 2009年11月14日 (土) 10時41分

♪Sunnyさん
リズム関係のことは、結構ややこしい分野です。でもとても大切な部分です。
リズムのとり方の感覚ひとつで、大分出てくる音が変わりますからね。

投稿: ぶち | 2009年11月14日 (土) 19時54分

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