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2013年2月 8日 (金)

浮かぶとみんな笑ってる

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E-M5 ZD 14-54mm f2.8-3.5Ⅱ

昨日は砂漠の町ミツペラモンを8時に出発しました。最初の目的地はバスで約20分程の距離にあるアブダットの泉です。泉というと樹々が生い茂った中に池のような佇まいの泉、というようなイメージを持ちがちですが、ここはネゲブ砂漠の中にあるチンの荒野を流れるチン川の渓谷にあります。その中程に滝があり、その滝壺に泉が湧いています。

バスを降りてから滝までは両側に断崖絶壁を見上げながら進むトレッキングコースです。普通に歩けばその滝壺までは20分くらいですが、私達は結局1時間半くらいは滞在していました。

今回のツアーの特徴はまず最初に砂漠を旅していることです。以前経験した2回のイスラエル旅行もエジプトからシナイ半島を通ってイスラエルに入りました。砂漠を走り続けてからイスラエルに入ると聖書の約束の地の「乳と蜜の流れる地」という響きがどんなに美しく魅力的だったのかがわかります。

今回のツアーも砂漠の町ミツペラモンへ宿泊するコースになっていましたので一抹の不安もありました。それは参加者の方が「毎日砂漠ばかり見ているのは時間の無駄だ」という気持ちになってしまわないかということです。しかしその心配はどうやら取り越し苦労だったようです(汗)。

さてアブダットへの泉への入り口には私達のグループが1番乗りでした。入り口の係員さんの話では、もし前日に来たら大雨による増水で入る事はできなかったそうです。そしてわたしたちは巨大な渓谷を貸し切った状態になりましたが、これが素晴らしい体験へと結びついてゆきました。

バスを降りた瞬間にわたしは「音が無い」と感じました。小さな風が耳元に起こす音以外何も聴こえないのです。わたしが提案して暫く声を出さずに無音の時間を味わいました。イスラエルの民がエジプトから旅をしている時にもこの静けさの中で神のみ声を待っていたのだと思うと何か特別な感慨が湧いてきました。求めても神のみ声が聴こえないという状況は、この深い静けさのようにまさに「無音」であったのでしょう。

谷底の滝壺へ向うルートは前日の雨であちらこちらが泥に覆われていました。その泥に足をとられながらの前進でしたのでゆっくりゆっくり進んでいきました。

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E-M5 ZD 14-54mm f2.8-3.5Ⅱ

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E-M5 ZD 14-54mm f2.8-3.5Ⅱ

途中右側に巨大な洞穴のような場所がありましたが、そのエリアに入った途端に独特な音の響になりました。泉に着いてから歌おうと考えていたので、わたしはギターをぶら下げていました。でも洞窟の前の音が素晴らしいので、そこの少し広いスペースで皆さんと一緒に何曲か歌うことにしました。

最初は「鹿のように」次に「神の国と神の義」、そして「ヘベヌ シャローム マレイヒム」というイスラエル民謡です。3曲目になった時に何故かわたしの足が自然に動き出してやがてそれが踊りの輪になって行きました。

わたしをよくご存知の方は「え!いわぶちさんが踊る?、タイプじゃないなあ」と驚かれると思いますが、実はわたしも驚きました。そして輪になったメンバーのみなさんも自分が踊っている事に驚いていた事と思います。まるで聖書の時代へ心の旅をしているような感覚でした。

フォークダンスの有名な曲にマイムマイムがありますが、あれはイスラエルの曲です。昨日の踊りも輪になってのフォークダンスという感じで、きっと荒野の巨大さと佇まいがわたしたちの気持ちをそんな風にしてくれたのだと思います。そして一番乗りということで渓谷にわたし達以外に誰もいないからこそできた、生まれた、不思議な特別な時間でした。

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E-M5 ZD 14-54mm f2.8-3.5Ⅱ

滝でひとまず道は終わりになりますが、少し戻って狭い階段を上ると滝の上の道に出る事ができます。あまり無理をするのもなんですので、ここで上ってみるグループと上がらずにバスへ帰る2手に別れました。

わたしは一応団長なので上がることにしました。ところがこれはけっこうスリル満点で高所恐怖症の方にはちょっと無理なルートでした。わたしもちょっと足がすくみました。

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E-M5 ZD 14-54mm f2.8-3.5Ⅱ

滝の後はすぐ近くにあるイスラエルの初代首相ベングリオンさんの墓所に行きました。ここは庭園になっていて墓所の先の展望台からはネゲブ砂漠が一望できます。ここからの光景も圧巻です。

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E-M5 ZD 14-54mm f2.8-3.5Ⅱ

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E-M5 ZD 14-54mm f2.8-3.5Ⅱ

イスラエルに行かれる方はアブダットの泉とベングリオンさんの墓所をコースに入れられると良いと思います。

墓所を後にしてネゲブ地方の大都市ベールシェバを経由して死海へ向いました。

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E-M5 ZD 14-54mm f2.8-3.5Ⅱ

死海ではメンバー全員が浮かぶ体験をしました。泳げない妻が泳いでいる光景はこれまた不思議なものです。メンバーのある方がこう言っていました。「浮かぶとみんな笑ってる」。

死海はある程度気温が上がってはいましたが、さすがに水に長く入っている事ができず、ホテルの中の塩の温泉につかりゆっくりしました。何人かのメンバーは国際交流に花を咲かせていたようです。

死海の水は皮膚病に効くらしく、この温泉も保養地というのか心身を癒やす場所、的な雰囲気がありました。

とにかく2日に渡る砂漠と荒野の旅をメンバーと一緒に味わい感動できた事は最高でした。いよいよ今日はガリラヤ湖へ、砂漠から緑の豊かなエリアへと上って行きます。

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コメント

まことさま、毎日ありがとうございます。
いやん、心の奥がわしづかみにされて、ぐぅあぁぁぁ、うぅぅぅ。(言葉で表現できません)
とにかく一緒にヘベヌシャロマレヘムを心で踊ってしまいましたよ。
やはり、私もたましいだけ関空からのSさんのスーツケースに入って旅してたのですね。
ブログのため睡眠時間が減るかもしれませんが、無理してください?!
感謝します!!

投稿: エステルようこ | 2013年2月 8日 (金) 15時16分

良いですね~。
やっぱりぶちさんと行くイスラエルは一味もふた味も違う、そんな気がします。
いいな~。
本当に羨ましいですが、こうしてブログで分かち合ってくださることでその一端を少しでも味わわせていただくことができるのをせめてもの慰めにしております(^_^;)

投稿: ♪Sunny | 2013年2月 9日 (土) 12時16分

エステルようこさん
無理してますよ〜(笑)。今日はガリラヤからエルサレムに向います。

♪Sunnyさん
ガイドのバラさんも「このツアーは特別だ」と言っていました。でもツアーをオーディネーとしてくださった方のプランのすごさもあるんです。それとガイドのバラさんの音楽性と言ってもよい程のガイドの素晴らしさですね。

投稿: ぶち | 2013年2月10日 (日) 13時02分

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