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2015年1月16日 (金)

お金と信仰

150116


日曜日の午前中は教会の礼拝に出席しているという生活がもう35年になります。聖書の神を信じて35年ということです。35年の間には信じるということに関して紆余曲折がありましたが、今もクリスチャンであり続けていることを思うと、神を信じるということは自分の意思だけではないのだな、これも神からの贈り物なのだなと思わずにはいられません。

ところで昨日ある本を一気読みしてしまいました。それは高橋秀典牧師が書かれた「お金と信仰」です。高橋先生が以前野村證券に勤務されていた経験をベースにして執筆されていますが、クリスチャンにとってお金との関わり方のヒントを得られることはもちろん、経済学をわかりやすくひもとく書として、資本主義経済と信仰がいかに深く関わっていたのか、そして現代の我々が目指すべき道は何なのかについて多くを教えてくれます。

クリスチャンになったわたしはある日こんなことを思いました。それは「歌うたいとして教会の中で歌うことは喜ばれているようだが、教会の外で通用する歌を歌っているのだろうか」ということです。これがきっかけになって、新宿や高田馬場の路上で歌い始めました。すでにもう40代の半ばでした。その後路上からライブハウスに場所を移しましたが、ライブハウスで歌うことはできていても教会で歌う自分とのギャップに苦しんできました。

今から3年前、ある方と自分のそんなこんなを話していたら、「福音の再発見」という本を紹介してもらいました。早速読んだところ、自分がこれまで感じていたことへの解決が見えてきました。その見えてきたひとつが昨年の自分のテーマになった「賛美歌うたいのフォークシンガー」です。「どうして僕はクリスチャンになったんだ?何をしたらいいんだ?」の答えと言っても良いでしょう。

真面目な信仰者であればあるほど、信仰心は自己の内側の汚れに目を向けさせて、結果自己吟味に明け暮れることになりかねません。もちろん自己吟味は必要ですが、どれだけ頑張って自己吟味をしたところで人は完全ではありませんからゴールは永遠にありません。そればかりか無意識のうちに個人主義に陥ってしまう危険性すらあります。誤解をおそれずに言えば、聖書の語りかけとは真逆の「自分さえよければ」への一本道です。

「お金と信仰」を読んで自分のワールド(信仰)の外から自分のワールドを考えてみることの必要を強く感じさせられました。さらに昨今の政治の問題、ヘイトスピーチやフランスでの風刺画に始まった一連のテロの問題、日本人にとっては風化してはならない原発事故のことなどなど、経済を通して見えてくる世界の明瞭さに驚きを覚えました。

この本はクリスチャンに限らずひとりでも多くの方々に読んでもらいたい本だと思います。世界はなぜ今の姿になっているのか。自分がなぜここにいるのか、との普遍的な問いかけに一筋の道を開いてくれるに違いありません。

興味のある方はこちらからどうぞ。→ お金と信仰

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日記」カテゴリの記事

コメント

私は今年で25歳になる若造です。


一昨年大学を卒業し、社会に出てから何度も挫折しそうになりましたが、その度に岩渕さんの歌声に励まされました。


「歌うたいとして教会の中で歌うことは喜ばれているようだが、教会の外で通用する歌を歌っているのだろうか」・・・とありますが、難しいことは私にはわかりません。
私はクリスチャンでもありません。
ですが、私はあなたの歌声に救われました。

投稿: 大槻正平 | 2015年1月24日 (土) 03時35分

大槻さん

うれしいコメントをくださりありがとうございます。歌っていて良かったなあと思いました。どこかのライブでお会いできたら良いですねえ。

投稿: ぶち | 2015年1月24日 (土) 11時36分

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