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2016年2月

2016年2月25日 (木)

(4)ウクレレのストロークについて

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ウクレレのストロークについて書きたいと思います。ギターの場合ストロークとはフラットピックや指を使って全部の弦をジャラン?と弾く奏法の呼び方ですが、ウクレレでは「ストラミング」という言い方も多く目にします。ギターでストラミングという場合は複数の指を使って弾弦をする奏法のことで、フラメンコギターをイメージすると良いと思います。ですからギターの場合、特にフラットピックを使っている時は全てがストロークという呼び方になります。しかしウクレレのストロークとストラミングの区別が曖昧なところがそれぞれの奏法の違いのヒントになります。

まずギターのストロークは肘から先の腕を使って振り子のような動きをしますが、ウクレレは腕から先ではなくて手首から先を使うのが基本になります。ジェイクシマブクロさんの表現を借りると、ドアノブを回すような動きということになります。

ギターのストローク

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ウクレレのストローク

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ちなみにジェイクさんのレッスン動画はこちらです。→ Jake

またウクレレの弾弦はフラットピックを使わずに指を使います。基本は人差し指か親指を使いますが、時には中指から小指までの指も適宜使って時間差ストローク的な弾き方をします。例えば握った手を広げる動作で小指から人差し指方向に時間差で弦を弾きます。また手を広げた状態から握るような弾き方もあります。さらにこれらを合体させたムカデみたいな弾き方もあります。

上級者の演奏は5本の指を駆使してウクレレ独特のサウンドを奏でています。ですから僕はウクレレの場合、ストロークとストラミングの区別が曖昧なのだと考えています。しかしこのブログでは親指や人差し指を使った反復運動のタイプをストローク。その他の指も使った弾き方をストラミングと呼ばせてもらうことにしています。  

というわけでストロークの大切な基本は手首の回転を使って指を反復運動させ、なるべく肘から先の腕を振らずに弾くということです。

次にストロークをする位置ですが、ギターとウクレレでは違うんですよね。

ギターの弾弦位置

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ウクレレの弾弦位置

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さてストロークのために使う指は人差し指か親指です。この場合の注意点ですが、人差し指の場合はトップ(ボディーの表側の板のこと)に指をまっすぐに立てたイメージから練習を始めてください。また指の向きはヘッドの方ではなく、下の図のように自分から見たら指の腹しか見えないようにします。そして指を曲げずに(力まない程度に)手首の回転を使ってストロークをします。

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ダウンストロークの時には指の爪側で、アップストロークの時には指の腹側で弾くことになります。爪の方が少し硬めの音色、腹側が柔らかな音色になります。これがウクレレらしいストロークの音色です。ストロークをする時にはその音色の変化に注意して楽しんでいただきたいと思います。

次に親指でのストロークですが、大切なのは指先で弾かないこと。また指の関節を曲げて弾かないことです。親指が弦とふれるポイントは指の横の部分です。

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テーブルの上に手を置いて親指でテーブルをこすってみてください。その時のテーブルとの接点が親指の弾弦をする位置です。「なんで指先じゃないの?」と首をかしげる方がいると思います。確かにこの弾き方は弦を弾くのには効率が良くありません。実は親指のストロークの場合、弦を弾くというよりは弦を擦るという方が正確かもしれません。この擦過音が混じった音がこれまたウクレレらしい音色なんです。この親指の弾弦の仕方は単音で弾く場合も同様ですので常に意識してください。

ということで、人差し指、親指、どちらを使ったストロークもウクレレらしい音色を奏でることが大切です。次回はストラミングについてふれたいと思います。


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2016年2月24日 (水)

リゾネーターついでに

リゾネーターといえばボトルネック奏法です、実はボトルネック奏法は若い頃から好きで、鈴木茂さんのファンであることもあってストラトキャスターで弾いていたものでした。そしてデビューアルバムではなんとその茂さんとデュオでスライド弾きをしてしまったという恐れ知らずの私でした。
ボトルネック奏法にはスライドバーを使用するのですが、その名の通り瓶の首を切り取って使うことが多かったためにこの名がついたらしいです。ですからミュージシャンそれぞれにどんなバーを使うかのこだわりがあります。実際に自分で瓶をカットして使っている人も少なくありません。
で僕の所有のボトルネックはこれらです。背後にダンボーくんが目を光らせています。

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左端のブラス製のものが一番古く、おそらく40年くらい前のものではないかと思われます。右に行くに従って新しく手に入れたもので一番右は先月買いました。ちなみに茶色の小瓶が3本ありますが、これは歯科技工師の友人からもらったものです。この友人は金属製のドブロを所有していて「ふたつのJ」のレコーディングの時には借りて弾きました。

リゾネーターギターは楽器による音色の違いはもちろんですが、弦やスライドバーによってもかなりの変化が生まれます。その辺が普通のギターと違って面白いところのひとつですね。

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2016年2月23日 (火)

リゾネーターギターに夢中

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実はここのところリゾネーターギターに夢中になっていて、他のことがおろそかになっています。

現在グレッチとリーガルのリゾネーターギターを所有しているのですが、元祖リゾネーターのナショナルブランドを弾いたことが無いので、ひとまず弾いてみなくちゃと思い、先日御茶ノ水の楽器屋さんを探検して試奏をさせてもらいました。 確かに元祖の違いを感じましたが、気軽に手が出せる価格ではありませんし、自分の使用状況を考えてもここまでは必要ないかなあという感じでもあります。

一時はカメラとレンズを売って資金の足しにするか・・・、などなど無い頭をひねったのですが、まずは手持ちのリゾネーターをお世話になっているリペアマンに診てもらうのが良いという結論に達しました。 そして昨日友人から譲り受けた10数年は経っているリーガル(写真のもの)を診てもらいました。

結局ピッチ調整と6弦が外れやすい(これはリゾネーターに良くあるそうです)のでサドルを作ってもらうことにしました。せっかくなので各弦同士の間隔を広げてもらうことにし、ナットも作ってもらうことにしました。急ぎで1週間ほどで仕上げてくださるということなので楽しみです。その時に年末に購入したグレッチの弦高調整もしてもらおうと思っています。

ところでリゾネーターのスピーカーにあたるコーンはナショナルとドブロでは向きが裏表反対なんです。友人から譲り受けたリーガルはナショナルタイプでスピーカーの表にあたる側がボディーの内側(裏側)を向いてセッティングされています。グレッチの方はドブロタイプで表向きです。コーンの向きの違いで音質も違いますので当面この2本で行こうと心を決めた朝でございます。

さてリゾネーターギターを本気で弾こうと思うきっかけになったミュージシャンは「Kelly Joe Phelps」です。彼は右手の爪を伸ばしていないのですが、それも彼の甘い音色の理由です。というわけで僕も爪を切ってしまいました(この辺が乱暴者)。そして先日のコンサートからフラットピックを使わないですべての曲をフィンガリングで演奏し始めました(リゾネーターは使っていませんが・・・笑)。ハープを吹くのもお休みにしようと思っています。

曲によってはフィンガリングの感覚をつかむのに少し時間がかかるとは思いますが、これからはその辺の変化も楽しんでください。

今日のブログはウクレレのストロークについて書こうと思っていたのですが、ついついリゾネーターのことが長引いてしまったので近々ウクレレのストロークについて書きたいと思います。

トップの写真は先日の投げ銭ライブの時に友人のBさんが撮ってくれてFacebookにアップしてくれたものです。

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2016年2月11日 (木)

(3)ウクレレの押弦について

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FUJI X-Pro1 XF35mm f1.4
ウクレレの押弦はギターと同じ原理の上にありますが、ギターが膝の上やストラップでしっかりとポジショニングされているのにくらべて、ウクレレは右ひじやウクレレポイントでホールディング、あるいは支えるという不安定な状態にあります。

ギターの押弦の時に両腕の力のかかり具合をいろいろ説明しましたが、なぜ頑張って説明しているかといえば、ひとえに力ずくで押弦をしないためです。大分前に指のエキスパンダーみたいなものを楽器屋さんで見たことがありますが、指を筋トレするという考えは止めたほうが良いです。指エキスパンダーはさすがに最近は見たことがありませんね(笑)。というわけで今回のウクレレの押さえ方のヒントも力ずくで押弦しないためのものです。

ギターと基本的な考えは同じと書きましたが、それは右腕の重さ利用して右ひじでウクレレを身体に引きつけることと、左手の腕の重さを利用して押弦することです。ギターの押弦の時には弦にぶら下がるような気持ちで、あるいは実際にぶら下がってみて押弦の感触をつかむように書きました。しかしウクレレの場合は実際にぶら下がるとウクレレも一緒に下がってしまうので、腕の重さを利用して腕全体を身体の後ろ方向に引くような感じといったほうが良いでしょう。

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これは押弦しているところを近くで見た感じです。

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親指の位置がギターとは違うことに気づかれたでしょうか。親指は1フレットから2フレットあたりのネックの中心部分に添えることを意識するのが良いでしょう。

それから親指のネックに触れるポイントですが、親指で何かのボタンを押す時に使う場所(ポイント)だと思えば良いと思います。これはギターのフラットピックを持つ際の親指のポイントにも当てはまります。指にはそれぞれ最小限の力で仕事ができるポイントと方向があるので、両手共にこのことを意識して指を使うと良いと思います。

押弦が力んでいる時に起きる症状があります。それは指先に近い第一関節がまっすぐに伸びている状態です。押弦している指を横方向から見たら台形のような形に自然にカーブしているようにしなければなりません。

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ただしここでは個人差が生じます。指の長さや指どうしの長さのバランスがそれぞれ違うので、練習の中でそれぞれにベストな押弦フォームを築いていかなければならないのです。
ここで机の上を人差し指で上方から押してみる実験をしましょう。まずは第一関節を伸ばして押してみてください。

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次に第一関節を軽く曲げて押してみましょう。

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どちらが無理なく押せるかがお分かりいただけると思います。

第一関節が自然に曲がっている時には指先を使って押さえているのではないでしょうか。押弦も指先でフレットの側を押えるのが良い、ということにもつながりますよね。
さらに先ほど親指のポイントでボタンを押すならば、という風に書きましたが、1〜4の指もフレットの近くに小さなボタンがあると思って見てください。それを指先で軽く押すというイメージも押弦には有用ではないかと思います。

軽く押弦するためのポイントが指先で押弦することと、横から見た指全体が台形になっているということです。
それから最後に押弦で大切なのは1〜4の指の付け根をネックに付けないということです(ギターのシェイクハンドグリップの場合は違います)。ですからウクレレの場合、左手は親指とウクレレポイント、そして押弦する1〜4の指先が適宜ウクレレに触れるということになります

次回は右手のストロークやフィンガリングについて書きましょう。

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2016年2月 6日 (土)

(2)ウクレレの持ち方、構え方。

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さてウクレレについての具体的なことに入ってゆきたいと思います。と言いつつ言い訳のようになりますが、正直なところ自分自信が未だ研修中のレベルですので、このブログをお読みになった経験者の皆様からのアドバイスがあれば、ぜひコメントを残していただければと願っています。

そんなレベルでどうして教えるのかということですが、一番の理由は初心者の方々からウクレレを教えて欲しいという願いが多く寄せられたことです。なんとかご希望に応えたいと思いつつ、どのようなアプローチで教えることが適切なのかをしばらく検討しました。そして教える際はオーソドックスなプレイスタイルを大切にするのが良いと考え、いろいろな教則本やネットでの情報、プレイヤーの演奏スタイルやレッスン方法などを僕なりに研究して、たどり着いたのがこれからご紹介する奏法です。しかしぜひ皆さんご自身でも試行錯誤をしていただいて、自分に一番合った演奏スタイルを見つけていっていただきたいと思います。
ではまず「ウクレレの持ち方、構え方」についてですが、ギターと比較するとウクレレのスタイルは様々なようで、これが絶対的に正しいという型があるわけではなさそうです。ですからギターよりも「ゆるい」、だから「難しい」と言えるかもしれません。
では岩渕スタイルということでご容赦いただきつつ進めてゆきます。
まずは右腕です。机の前に座って、ウクレレを机の上にボディーが手前、ヘッドが向こう側になるように置いてください。そしてウクレレの方に右腕を伸ばして、ネックとボディーのジョイント部分を握ってみてください。

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上から見たイメージはこんな感じです。

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ウクレレのネックと腕がまっすぐになっています。
この状態のままでウクレレを持ち上げて、ネックと腕がまっすぐになっていることを意識しながら、ウクレレのヘッドを左肩の高さに持ってきてください。

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そしてギターの時と同じく右肘を右腕の重さの力を借りて身体に押し付けるようにしてウクレレを引きつけてください。

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次にそのままの状態で左腕を机の上に伸ばして下さい。そして手のひらを伸ばして机と90度になるようにしてください。手のひらが右側、手の甲が左を向く格好になります。

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さてウクレレのヘッドのところには曲線を描いているところがあります。ナットと糸まきの中間のところです。そこへ先ほどの左手の状態で人差し指の付け根をあてがいます。人差し指の付け根にヘッドを載せるというわけでです。その時にも手のひらはウクレレのボディー側、甲はヘッドの先の方に向いたままです。

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僕がウクレレのレッスンに使用している渡辺直則先生の教則本「いつでもどこでもウクレレ弾こうよ」ではこの左手人差し指の付け根の部分を「ウクレレポイント」という呼び方をしていますので、僕もそのように呼んでいます。
このウクレレポイントというホールディングのスタイルがギターとは大きく違っています。そしてこの位置からローポジション(指で複数の弦を押さえなくても弾ける)のコードや単音を上図のように押弦してゆきますので、ウクレレを演奏する際には欠かせないポイントとなります。

まとめますと、右腕でウクレレを自分に引きつけて、ヘッドのヘッドを左手人差し指の付け根の関節辺りで支えます。押弦はギターと同じく左腕の重さに助けてもらいながら行いますが、押弦については次回にしたいと思います。

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