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2016年8月 5日 (金)

旦那さんの本領発揮

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Boogieが病院の先生から「もう1ヶ月はもたないでしょう」と宣告されてから、こんなことを考えました。

僕の田舎、正確には僕の母の実家ですが、それは宮城県の石巻から北上川沿いにバスで小1時間ほどのところにありました。子供の頃には長期休みの度に遊びに行っていましたので、僕はその辺りの文化に多少なりとも影響を受けていると思います。

Boogieは妻の由美子の乳がんの回復に一役かってもらいたいと願って我が家に迎えたワン君です。そのBoogieがいよいよ僕たちのそばから旅立つ時が近づいたと知り、あの田舎のおばさんならこう言うだろうなと思ったわけです。「Boogieちゃんは由美子さんの乳がんを背負って一緒に持って行ってくれたんだよ」。これは仏教的な考え方なのかなあ・・・などと思い巡らしていたものですから、釜石でご一緒していたT牧師にボソっと話してみました。T牧師は「人は誰かの身代わりになることを厭わない時があるね」とひと言。そして震災の時にはそのようなことがあちらこちらであったことを話してくれました。

人の中に住む自己犠牲の思い。そんなところから、Boogieが妻の病を背負って旅立ってくれた、というイメージが僕の中に生まれたのかもしれません。

僕はクリスチャンですから、主イエスキリストが全ての罪を背負ってくださった、ということを思い浮かべはしますが、これは単なる身代わりということだけではありませんので、Boogieのことで僕が思い浮かべたイメージとは異なりますが、聖書には主イエスキリストのことを「人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません」、とあります。ですから十字架上で全ての罪を背負って、の意味との距離はあっても、主イエスキリストご自身は「身代わりを厭わない」という言葉で表現しても間違い、とは言えないようにも思います。

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X30 これが散歩中では最後の写真です。やはりちょっとしんどそうです。

今週の水曜日、3日はコマーシャルのナレーション収録の仕事で都内へ出ました。無事に収録を終えて自宅へ戻り、仕事部屋を整理しようと部屋の窓を開けたら、網戸に一匹のセミがとまっていました。そこにセミがとまっていたことなどないので僕はふと「Boogieが挨拶に来たのかも」と思ってしまったのです。そのセミはiPhoneを近づけて写真を撮っても逃げないし、カメラを取り出して撮影しても逃げないのです。階下にいる妻にも見せたくて呼びに行って戻っても逃げません。「そうか暑さで死んじゃったんだ」と思い、しばらく部屋を整理してからふと見たら、セミはそこにはいませんでした。

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人は悲しみの中で出口を探してもがきながら色々な理由や小さな奇跡を探すのかもしれません。そういえば聖書の中でロバが話しをしたというところがあります。このセミも100%「Boogieの挨拶なんかじゃない」、と突き詰めて考えなくても良いか、なんて今は思っています。

Boogieが旅立った日の夜に釜石で短い礼拝の時を持ちました。そこでT牧師が聖書のこんなところを開いてくれました。そこにはこのように記されています。「被造物自体も、滅びの束縛から解放され、神の子どもたちの栄光の自由の中に入れられます」。ちょっと難しいですが、被造物とは創造主によって創造されたものですので、ほぼ全てのものです。ですから全ての動物も被造物です。今Boogieがどこでどうしているのかはっきりとはわかりませんが、「自由の中に入れられます」という聖書の言葉を胸に、Boogieを創造主にお任せして、いたずらに悲しむことのないようにしたいと思っています。

さて、すでに子供たちは結婚してそれぞれの家庭を持っていますので、Boogieがいなくなった僕たち夫婦は、なんと30数年ぶりに二人っきりの生活になります。さあこれからが旦那さんの本領発揮といかなくちゃいけませんよね。

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コメント

 お久しぶりです
実は私のははも乳がんの手術を、一昨年にしました

 また、上の兄が五年前、父が三年前に亡くなり、現在は母との二人暮らしでして、まんなかの兄は神奈川県内で暮らしております
その他の話はまたお会いできたときにしたいと考えています
  神は偉大なり  音楽は最高です
                       平安

投稿: 山枡信夫 | 2016年8月14日 (日) 12時17分

そうなんですか、大変なことが続いたんですね。
おういうことのショックやら何やらは後で効いてきますから、この猛暑の夏はご自愛ください。

投稿: ぶち | 2016年8月14日 (日) 16時58分

銀色飛行機カフェに先日行こうと思いつき、奥様と話をさせて頂きました。今月24日から千代田区内のホテルに母と二人で滞在中です。
  母は認知症の兆しが見えている上、聴力の衰えも顕著で、家では大声を張り上げて話をしているうち
に、52歳にして声変わりをしてしまい、特に重低音の響きのよい 新しい声になってしまいました。自身のことを犠牲に、親孝行するのは、なかなか大変であります。慰め、癒してくださるのは、岩淵氏のCDであり、神様であります。
  主のみに栄光はあり。音楽、うたは最高であります。祈りつつ毎日歩んでいれば、あがなっていただけるものです。
        感謝とともに、またあう日までお元気で。 

投稿: 山枡信夫 | 2016年8月26日 (金) 19時32分

カフェが夏休みをいただいていまして、申し訳ありませんでした。
猛暑に台風の追い打ちが加わって、大変な夏の終わりになっています。お母様共々ご自愛ください。

投稿: ぶち | 2016年8月27日 (土) 09時22分

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