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2016年8月 3日 (水)

100点満点

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いつかはそんな時がくるとわかってはいても、愛する存在との別れは辛いものです。我が家にBoogieがやってきたのは2001年の春。妻の乳がんからの回復にひと役かってほしいと願い、初めて犬を飼ってみることにしました。それは話しかける相手を持っている方が回復力が増すと知ったからです。

妻にしてみれば元々愛犬家というわけではありませんでしたので(それは家族全員同じです が・・・)、最初は色々な戸惑いもありました。一時はこのまま飼い続けるのは無理かもしれないという事態にも陥ったのですが、結局12年と3ヶ月ほど家族として生活を共に しました(僕の人生の6分の1ですからすごい期間です)。「共にした」、と書いたの訳はそのBoogieが7月31日のお昼過ぎに旅立って行ったからです。

その時私は釜石にいました。Boogieは7月に入って体調がおもわしくなくなり、中旬には初めての入院をしました。検査をしてみると前立腺の肥大、膀胱炎、腎臓の著しい機能低下と大変な状態でした。病院では最善を尽くしていただきましたが、今年の11月で13歳ということもあり、今後治癒する見込みがないことがわかりました。僕が釜石から戻るまでは頑張れるかな、という見立てでしたが、日を追って体調が悪くなっていくのを目の当たりにしていまし たので、29日に釜石へ出かける朝に、最寄り駅まで車で送ってくれる妻が「これが最後になるかもしれないから抱っこしていく?」と言ってくれたのでBoogieを助手席で抱っこをして駅へ向かいました。もちろん私もその覚悟をしての出発でした。

釜石では何度かFaceTimeでBoogieに話しかける事ができました。釜石から戻る前日の31日朝にもFaceTimeでBoogieに話しかけましたが、何かリアクションをしたがっていましたが、身体が動きませんし、目のカも弱く なっていると感じました。しかし僕はその時「ひょっとしたら明日まで持ちこたえてくれるかもしれない」、なんて少し期待をしてしまったのです。

それで1日午前のコンサートの終了予定が午前11時半なので、ひょっとしたら予定より1本早い電車に乗れるかも知れないと考え調べてみたところ、会場が駅の近くということもあり2時間ほど早い電車に乗れることがわかりました。

31日の午前のコンサートを終えて、釜石駅で帰りの乗車券の変更をしてから妻に電話をしたら、その声は嗚咽まじりでした。もちろん僕には何が起きたのかが直ぐにわかりました。僕が電話をする直前の12時半にBoogieが旅立ったとのことでした。

翌日僕は釜石での予定を無事に終えて帰路につきました。そして夕方6時過ぎにBoogieと対面しましたが、まるで眠っているようでした。

その後自分の予定をキャンセルして最後まで妻の傍にいてBoogieをみとってくれた娘と、息子夫婦と、孫の6人で「お別れの会」を持ちました。

Boogieは非の打ち所がないという犬ではありませんでしたが、私達にとっては100点満点の存在でした。妻の大きな試練と恐れ、涙の真ん中に来てくれたBoogieです。この後僕達がペットロスになって泣いていたら、大きな声で「ワン!」と一喝されるかもしれません。まあ多かれ少なかれ寂しいですから、何回かは渇を入れられるかもしれません。

最初の写真は僕が釜石へ出発する直前に撮った写真です。「お!どっかへ行くんだな」という感じで一瞬シャキ!としたBoogieです。

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コメント

😢

投稿: 土屋卓也 | 2016年8月 3日 (水) 17時44分

切ないもんですねえ。

投稿: ぶち | 2016年8月 4日 (木) 09時38分

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