スライドバーの闘い
先日のコンサートで、リゾネーターのスライドが思うように動きませんでした。当日会場の湿度が少し高めな感じでフィンガリングの指が弦に引っかかるような感触もあったので、湿度のせいもあるのかなと、その後原因を考えていたのですが、最終的にはスライドバーの重さにあるなという結論に至りました。
先日使用したスライドバーはLatch LakeのDynamic Diffusion Acmustaglide Slideという製品です。
これはリゾネーターギターのメーカーであるNationalも推薦しているバーで、材料は特殊な加工を施された鉄。重厚でサスティーンが長いのが特長です。実は先日スライドバーの音比べをしていたところ、妻が「その音が良いね」と言ったので、しばらくはこれでやってみようかと思い先日使用してみました。しかし先ほどのような結果でした(もちろん練習では問題ないのですが、本番はちょっと違う感覚になるんですね)。
この前に使用していたのがDunlopのEric Sardinas PREACHIN' PIPE #285です。
これはブラス製ですが、とても軽く、長さも僕の小指の長さにぴったりで、フィンガーボードの幅ギリギリという感じです。このスライドバーは指につけているのを忘れるくらい違和感がありません。
少し前のブログに「スライドバーとノイズ」というタイトルで書きましたが、スライドバーで全弦を弾いた時の低音弦がバーにフィットしないせいで起こる、ビリビリというノイズが気になっていました。これは上記のバーどちらにも共通しています。
そこで最後の頼みだ、ということで内田十紀夫さん監修のスライドバーを手に入れようと思い立ちました。
商品説明に「全弦カバーから単音弾きまで程よいカーブで弾き易さ抜群」と書いてあったからです。それと材質が陶磁器というのにも興味を持ちました(他に1本持って言いますがなかなか音は良いからです)。指へフィットするかどうかと重さを念のためにメーカーに問い合わせたところ、とても丁寧に答えていただきました。内容はGB401ジャイアントボーンバー・60g・長さ67mm・外径29mm・内径20mmとのことでした。
実際に3本の重さを測ってみるとDynamic Diffusion Acmustaglide Slideが106g。PREACHIN' PIPE #285が72g。GB401ジャイアントボーンバーは商品説明より少ない57gでした。GB401ジャイアントボーンバーは1本1本手作りなので多少の個体差があるとのことなので、重さも微妙に違うのだと思います。
全弦カバーは説明通りGB401ジャイアントボーンバーがベストです。ただし外径が一番太いのでその辺が僕にマッチするかどうかです。
最後はPREACHIN' PIPE #285 VS GB401ジャイアントボーンバーの闘いになりそうです。
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コメント
ジャイアントボーンバー、良さそうですね。僕も欲しいなー。
投稿: ごえもん | 2016年9月30日 (金) 10時13分
そのうち弾き比べでもしてみますか。
投稿: ぶち | 2016年9月30日 (金) 13時53分