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2016年10月 3日 (月)

プラスの反省

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OさんのFBから拝借しました

昨日のコンサートはPAシステム(音響設備)がしっかりしている上に、エンジニアがついてくれたので、とても演奏しやすい音環境で歌うことができました。一般のライブハウスなどではPAシステムが整っているのは当たり前ですが、教会でのコンサートとなると話は別です。

まずは教会の文化が関わってきますが、礼拝で使用する楽器や礼拝の形式から教会堂設計のコンセプトが決まります。歴史のある教会ではパイプオルガンや、礼拝で捧げられる賛美歌が全体に響くように設計されていることが多いため、会堂の残響が長くPAシステムを導入することが困難な場合が少なくありません。とにかくPAなどない時代の造りです。

戦後に建てられた会堂も、多くはそれまでのオーソドックスな礼拝堂のスタイルを受け継いでいることが多いように思います。近年では礼拝でポピュラー系の楽器を使う教会も増え、最初からPAを設置することを考慮してデッド(音が反響しない造り)な造りにしているところもあります。一番多いのはオーソドックスなスタイルに近い礼拝堂に後からPAを導入した、というケースです。この場合は音の調整が難しくなりますが、教会にプロのエンジニアがいることはないわけですから、設定がチグハグになっていることが少なくありません。

次に教会へのPA導入の問題点は、教会のみなさんのPAに対する理解です。時々こんな風に言われることがあります。「私たちの教会ではマイクやスピーカーがなくても十分声が聞こえます」。それはそうだと思いますが、音楽となると歌と楽器のバランスやら、演奏の強弱やらがあり、スピーチとは全く違ってきます。しかし教会はコンサート会場ではありませんから、通常の礼拝で必要を感じなければPAの導入が不可欠ではありません。年に1度や2度のコンサートのためにPAを入れるのはあまりにコストがかかりすぎです。

あれこれ考えれば考えるほど問題は深いと思います。僕はギターの弾き語りなのでPAがなくてもそれなりに成り立ちますが、カラオケで歌う方はPAがなければお手上げですし、曲順や頭出しに関して安心して任せられるエンジニアにお願いしたいと思うでしょう。

そうするとコンサートのためにPA業者に依頼することとなり、そのための予算が必要となります。通常30人〜100人程度のキャパで1〜2名のエンジニアで依頼すれば5万〜8万プラス交通費くらいは請求されると思います。この金額は下手をすると教会のコンサートの総予算のかなりの部分を占めてしまうことになる可能性があります。となるとPAがなくても可能なクラシックのコンサートにするか、コンサート自体を諦めるかみたいな選択になってしまうことでしょう。

教会でのコンサートが地域の皆さんに親しみを持ってもらうきっかけになるとしたら、どちらかというと規模の小さな教会の方がその意義が大きくなるのではないでしょうか。ここがいつも僕が抱える悩ましいところなんです。

で結局は、依頼されれば何処へでも歌いに行く、という僕のスタンスになっているわけです。これまでも「そんなスタンスは良くない!」と指摘されたことがありますので、その都度いろいろ考えながらやってきましたが、結局はかかる経費のことやPAのことは主催者の方にお伝えするものの「何処へでも歌いに行く」という気持ちが消えることはありません。ここまで書いてきてもやっぱりスッキリとはしませんね。

で言いたいことは「昨日はPAの状態が良かったので気持ち良く演奏ができた」ということです。悪い状態で、力んで演奏をすると、終演後に反省点が多くて、下手をすると自信を失くしてしまいそうになります。昨日はおかげさまで自分にとってプラスの反省ができるコンサートとなりました。

さて今度の日曜日は福島へ、月曜祝日は長野の伊那へ出かけます。昨日のプラスの反省を持参できるように頑張りたいと思います。



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岩渕まこと&由美子初のワーシップCD
<天にも地にも>9月28日リリース


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