突き当たりまで行くやつ
今日も机の上にはリゾネーターギターに使うスライバーがたくさん転がっています。先日「これに決めた!」なんて書いておきながら、まだあれやこれや試している自分に少々呆れています。このしつこい性格を何卒ご容赦願いたいと思います。
ギターの弦はボディー側と糸まき側で細長い台のようなものにのっかているのですが、この乗せるところに微妙にRをつけて、フィンガーボードのRにマッチングをさせています。ですからちょっと見、弦は平らに張られているように見えるのですが、大体1弦と6弦よりも3弦と4弦の方が高め(Rのてっぺん)になっています。
そこでこれまで、スライドバーも弦のRに合わせたRをついたものをめちゃくちゃ試してきたのですが、昨日ふと友人からもらった小瓶で弾いてみたところ、これがなかなか具合が良かったんです。でなんとその小瓶はRがまったくなくストレートだったんです。
この瞬間にこれまで蓄積してきた僕のスライドバーデータが吹き飛んだような感じがしました。確かに全弦を一気に押さえようとすると1弦と6弦にバーが触れないのですが、そこにちょっと圧力を加えてやると全弦カバーも夢ではないではありませんか。
じゃあ結局どうなんだ、ということで今朝は音色比べをしてみました。バーの材質と重量、そして内径、外径の違いによって音色に微妙な違いが生まれてきます。上のスライドバーの写真は、右から順に、元々の楽器の音色に近い音がするものから、倍音が増えていって明るく繊細な音になるように並べています。これも弾く弦や音程、フレーズで違いが出るので微妙な判定ですが、何度か弾いては順番を入れ替えながら並べてみました。
右側の黒い2本が表面が特殊加工された鉄。どちらも同じものですが2番目の方がサイズが大きいものです。次は若い頃から使っているブラスのごく標準的なのバー。次はいつ手に入れたかわからない、まさにボトルネックの形をした市販品のガラス。その次は今回「お!」と思った友人からもらった瓶で、もちろんガラス。そして次は一番使用頻度の高かった軽量で長さも短いブラス製。最後は最近手に入れてここ数回のコンサートで使ってきた陶器製。ガラス製が音色ではほぼ真ん中に位置しているのが興味深いですねえ。
さあ明日のコンサートにはどれを持って行こうか、また悩みが増えました。まあ一生悩んでいなさい(笑)・・・ですかね。
こういう最後までしつこいやつのことを、突き当たりまで行くやつ、と言うらしいです。早く突き当たりたい・・・。
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