純と平のせめぎ合い
FUJIFILM X-T1 XF18-55mm f2.8-4
12月はリゾネーターギターのスライドバー選びの最終決着を得たことにしましたが、コンサートが1段落したら弦のゲージが気になりだして、1弦をセットの12より少し太い13に張り替えてみました。というのもセットのゲージはノーマルチューニングのためのゲージです。オープンGでは1弦を全音下げているので太めの弦を張るのは理にかなっているというわけです。オープンGでは同じく5弦と6弦も全音下げているわけですが、僕の使っているセットはミディアムライトという5弦と6弦が元々少し太いゲージなのでひとまずこのままで良いかなと考えています。
スライドバー、弦ときて次に登場したのがチューニングです。オープンGの魅力のひとつはその広がりのある音色です。面倒臭い話ですが2弦以外はGのキーの1度と5度の音なので「完全協和音程」でしたっけ?振動数の比がシンプルな整数比になっているために響が美しいんです。ところがというかこの存在がとても重要なんですが、2弦が3度の音程なので平均律よりは少し低めにチューニングします。これは純正律に近づく方向に合わせているということになると思います。この2弦の音程はノーマルチューニングのギターでも曲者で、それぞれの好みで純正律と平均律の合間で折り合いをつけているのだと思います。というわけで最近では基本になる5弦をチューナーで合わせて、それ以外の弦は耳で合わせるようにしています。
ところでスライドバーを使って弾いていると、自分が「ここだ」と思う音程が、フレットの真上ではないことがあります。ここにも純正律と平均律とのせめぎ合いが起きているんだと思います。2016年の年末にまた新しいテーマが登場してきたなあと、嬉しいやら悩ましいやらですが、結局悩んだり追求したりするのが好きなんですかねえ。
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