« 妄走癖 | トップページ | いっぽいっぽ少しずつ »

2017年5月 8日 (月)

プロテスタンティズム

Img_4138

深井智朗さんが書かれたプロテスタンティズムを読み終えました。単にキリスト教の歴史ということではなく、キリスト教の変化にともなって社会が変化したり生まれたりしたということにまで及ぶ、まさに「なるほど」と思わせられる内容でした。

最後の方に現代のアメリカや日本のことが書かれているのですが、今ではあまり意識されませんが、アメリカは自由な信仰を求めて大西洋を渡ったピューリタンによって生まれた国です。現在でもアメリカ大統領は聖書に手を置いて宣誓をしますし、スピーチの中にもGODが登場します。オバマ大統領の演説には「God bless America」が最後の言葉だったこともあります。

プロテスタンティズムではこの「GOD」が果たして聖書の神なのだろうかという疑問を投げかけています。結論としてこの「GOD」はナショナリズムではないかと言っています。僕はなるほどと思いました。

ところでアメリカに渡ったピューリタンとは、正教会やカソリック、聖公会などと違って、国の権威とは無関係なところに存在するプロテスタントのキリスト教です。

プロテスタンティズムではアメリカのキリスト教は次第に、成功したものが神に祝福された者、という文化を育んできたと言っています。その視点からアメリカの文化、政治、経済、キリスト教のことなどを考えると、なるほどと思わせられます。

そしてそのアメリカの影響を受けている国のひとつが日本です。日本で特徴的なのは文化、政治、経済まではアメリカナイズされていますが、キリスト教はなかなか受け入れられません。ここで先ほどの大統領のスピーチに登場する「GOD」がナショナリズムだと考えれば、新しい視点が開けるように感じました。

そういえば近年日本でもナショナリズムという言葉がよく語られるようになりました。「美しい国日本」でしょうか。もし「GOD」がナショナリズムと考えるならば、アメリカナイズされない、というかアメリカナイズされようがないのがナショナリズムです(別な国ですから)。ですからアメリカ的な文化を受け入れながらも欠けている「GOD」を求めて、ナショナリズムが表に顔を出したくて呻いているのかもしれません。

僕は日本が大好きです、僕の町から遠くに見える富士山が好きです。でも「美しい国」と言われると僕は自然の美よりは「心」の方を感じてしまいます。ほんとうに美しいんでしょうかねえ・・・・・。「GOD」がナショナリズムで大丈夫なんでしょうかねえ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1705




|

« 妄走癖 | トップページ | いっぽいっぽ少しずつ »

日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 妄走癖 | トップページ | いっぽいっぽ少しずつ »