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2017年7月 6日 (木)

林檎の木

Special1

さあ今日から久しぶりの東北となります。今回の目的は釜石と山田での復興支援コンサートです。自分で復興支援と書きながら、この言い方が実際の活動に則しているのだろうかなという思いがしてきます。もちろん大きな意味で間違いではありませんが、実際の活動は日常生活の回復支援に近いものになってきていて、復興支援という言葉自身も少し硬すぎるような感じもして、良い意味で過去のものになりつつあるのかもしれません。

実際の活動も一応コンサートとは銘打っているものの、「お茶っこ」に関しての目的は交流です。ですから僕らの役目は第一に傾聴ということになるでしょう。この傾聴に関しても「傾聴しにきましたよ」、というそれが目的化している意識ではなく、まずはシンプルに一緒にそこにいるということです。そして聴こえてくるものを感じ取る、共有する、というようなことでしょうか。そして歌がその場に似合えば歌いますし、もし必要がなければ歌わずに帰る、で良いのだと思います。

また「お茶っこ」とは別にコンサートとしての時間も計画されています。そこにはもちろん僕たちのファン?の方々が来られるわけではありませんので、自分の表現したい世界というよりは、互いに楽しめる内容をと心がけています。CDにも収録した北上夜曲をはじめとして、皆さんと共有しやすい流れを準備するようにしています。

釜石での活動初期にメインに立ち上げた「ウクレレ会」も、今では独自の雰囲気が生まれてきています。仲間の中から自然にリーダーが生まれ、毎回和やかな時が持たれています。実は「ウクレレ会」の皆さんからは、伺うたびにカンパをいただいてきます。それは東北応援団 LOVE EAST の方へ届けさせていただいています。この「ウクレレ会」にある、支援される側という立場から、「私たちも共に」という立場への意識の変革はすごいことだと感じています。ですから僕はもうウクレレを教える人ではなくなりつつあります。自分では、時々やってくる仲間として受け入れていただいているのだと思っています。

こうして書いていると、これまでお会いした多くの方々の顔が浮かんできます。そのお顔は皆さん決まって笑顔です。しかし皆さんのお話を伺えば、抱えていらっしゃる悩みと苦痛は計り知れません。でも笑顔を咲かせていらっしゃる皆様と出会う時に、人は神様に創られたのだなと思わされます。神様なんて唐突すぎると叱られるかもしれませんが、人にはやる気とか頑張りというようなものを超えた力が与えられています。ひょっとしたらそれを命というのかもしれませんね。

僕自身どうして何度も東北へ足を運んでいるのか、そして運ばせてもらえる環境に置かれているのかはわかりません。僕の中にも命が働いてそのようにさせてもらっているのだと思います。

九州の大雨で大変な被害に見舞われている報道を目の当たりにしている朝に、ブログは書けないかなあと思っていましたが、東北への思いを綴ることができました。

宗教改革の主(本人はそう思っていないようですが)マルチン・ルターは「明日世界が終わるとしても僕は今日林檎の苗を植える」と言いました。現在災害に見舞われて苦しまれている方々、過去に災害に遭われて痛みを背負っておられる方々、そして明日はわが身かもしれない自分たち。そんな中にあっても林檎の木を植えられる人は、今日もしっかり木を植えに出かけることが務めなのだと改めて思わされる朝です。



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岩渕まこと&由美子
初のオリジナルワーシップCD

<天にも地にも>


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20160823
 
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