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2017年8月18日 (金)

尊い犠牲と責任

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一昨日のブログタイトルは「参拝はおひとりおひとりで」でした。内容はNHKスペシャルの「インパール作戦」を観て考えさせられたことから「みんなで靖国神社を参拝する国会議員の会」に感じる違和感について書きました。それでも何か書き残した感があり、それをうまく表現できないでいたのですが、改めて安倍首相の式辞を読み返して「ああそうか」と思いました。

それはこのことばです「いま、私たちが享受している平和と繁栄は、かけがえのない命を捧げられた皆様の尊い犠牲の上に築かれたものであります」。このことばの持つニュアンスでは戦争で犠牲になった方々は自ら命を捧げたかのようにも感じられます。ひとことで犠牲といっても皆さんが同じなわけはなく、戦闘で命を失った方々、戦地に赴いても戦闘以外の飢えや伝染病などで亡くなった方々、戦地へ赴く途中で輸送船の撃沈で亡くなった方々。インパール、ペリリュー島、沖縄戦などでの犠牲者。特攻隊や人間魚雷回転などの自爆攻撃。そして本土空襲で亡くなった方々。広島、長崎。終戦日の8月15日の0時過ぎからの空襲で被災され亡くなられた埼玉県熊谷の方々。

阿部首相の「皆様の尊い犠牲の上に築かれたもの」が、戦争で命を落とされた方々に精一杯の敬意を表するという思いで語られているということを考慮しても、そこに圧倒的に抜け落ちているのが国の、政府の、為政者の責任であり、戦争に対する反省と今後についてです。戦争は誰かの起こした戦争ではなく、あたかもどこからか降ってきた天災ででもあるかのような印象を受けます。

そして「戦後、我が国は、一貫して、戦争を憎み、平和を重んずる国として、ただひたすらに、歩んでまいりました。そして、世界の平和と繁栄に力を尽くしてきました。私たちは、歴史と謙虚に向き合いながら、どのような時代であっても、この不動の方針を貫いてまいります」。のことばにつながります。さらに「我が国は、争いの温床ともなる貧困の問題をはじめ、様々な課題に、真摯に取り組むことにより、世界の平和と繁栄に貢献してまいります。そして、今を生きる世代、明日を生きる世代のため、希望に満ちた明るい未来を切り拓いていく。そのことに、全力を尽くしてまいります」。とあります。最近の森友問題、家計学園問題、自衛隊の日報問題を振り返っても、政府が歴史と謙虚に向き合っている、真摯に取り組むなど、僕には絵空事に思えてしまいます。

先日の朝まで生テレビの中で芸人のウーマン村本が、「安倍首相のことは会ったことがないのでよくわからないが、秋葉原の発言は子供っぽいと思うし、何か戦争臭を感じる」というようなことを言っていました。それに対し自民党の山本一太議員が「村本さんも安倍さんに会えば好きになる」と言っていました。僕はこのことばに「え!」っと軽いめまいを感じました。

僕たちは政治家に、町内にひとりはいるような気の良いおじさんを求めているわけではありません。そもそも政治家を信頼したいなどと思うことが間違いなのかもしれませんが、自分たちで選んだのですから信頼ぐらいはしたいものです。まあヒーロー政治家登場も危ないですけどね。



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コメント

事実から本質的なことを抜いて、耳ざわりの良い言葉でもっともらしくまとめあげ、大衆の目を上手にそらすのはまさに🐍やり口?同時に、未だに彼がリーダーであり続けることを許している我々国民の土壌にも根深いものがありそうです…

投稿: まつかよ | 2017年8月18日 (金) 22時59分

うわ!なんと返信していませんでした。ごめんなさい。

民主主義制みたいな感じですかね。僕自身の意識もまだまだ低いなあ。日本じゃ音楽に政治を持ち込むなみたいなことを言う人もいるけど。言われるまでもなくすでに持ち込まなくなっている自分がいます。政治と生活の距離があるように慣らされているのかなあ。それとも政治は政治家じゃなくて官僚が担っていたりしてね。いろいろ考えなくちゃいけないことがありますねえ。

投稿: ぶち | 2017年9月 8日 (金) 11時09分

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