釜石3日目
釜石3日目は2箇所の復興住宅集会所の集い(お茶っこ)で歌いました。この集いは復興住宅に入居された方々の交流のために定期的に開催されているものです。
仮設住宅ではお隣との壁も薄くプライバシーがないことが悩みでしたが、その後仮設住宅の統合などで多い方は何度かの引越しをした末に入居した復興住宅はしっかりとしたマンションのような建物で、今度は隣に誰が住んでいるのかがわからないという問題を抱えるようになりました。そこでまずは同じ復興住宅にいらっしゃる方々の顔合わせの機会が必要になるわけです。
互いに隣近所という間柄になるためにはそれなりに時間が必要ですが、ゴミ出しひとつを例にとってみても、自治会がなければ清掃分担さえできませんし、何か急な事態になった場合にも互いに助け合うことができません。ですから復興住宅の集会場でのお茶っこは地味な働きですが、とても意味のある働きなのです。
昨日は午前中に大只越復興住宅1号へお邪魔しました。
こちらは僕も何度か伺ったことがあるところで、顔見知りの方も少なくありません。みなさんの話がはずむ中で様々な問題が見えてもきます。例えば階が違うだけで日当たりが違い、住みごごちに差があること。家賃に関しても入居時の軽減措置期間が満了しても果たしてここに住み続けられるんだろうか、臨時収入が入ったら家賃が上がるんだろうか、などなど生活している方にとっては深刻な問題で、将来への不安ともなっています。
復興住宅はそれぞれ建設業者が違っていて、こんな風に中庭を作りベランダへ出れば互いに顔が合う作りになっているところもあります。
午後には只越復興住宅4号へお邪魔しました。こちらも何度か伺っているのでほとんどが顔見知りの方です。こちらでももいろいろと話が弾み、近い将来こんなことができたら良いね、などとと前向きな話がたくさん出ていました。僕のコンサートが終わり、皆さんで歌う時間になった時に真っ先にリクエストされた曲が「釜石市民歌」でした。
かつての生き生きとして誇りを持った釜石市民の思いが込められているなと思いました。
震災後に内陸へ避難した方々の中で釜石へは戻らない方も少なくないようです。かつて製鉄の町として栄えた釜石が震災を経て今後どのような道を歩むのでしょうか。
2019年にはラグビーのワールドカップの試合が釜石でも開かれますが、それが復興前進の機会になったらどんなにか良いことでしょう。ひとまずラグビーファンの方は是非釜石での試合観戦にお出かけください。実は僕が泊まっているホテルのスタッフに7人制ラグビーの日本代表の方がいらっしゃいます。まだお会いしたことはないのですが・・・。
さて今日は今回最後に予定している大町復興住宅3号へ伺います。午後には家に戻り本格的にクリスマスモードに入ります。今回も釜石へ来てよかったなあと思っています。釜石での温かな交流を糧に頑張るぞ〜!いや、がんばるぞ〜(力まずにね)。
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