瞬間の出来事
今夜は、「歌声ペトラ20周年記念クリスマススペシャル」でございます。歌声ペトラを始めてから20年が経つのかと思うと感慨深いものがあります。
当時の僕は人生の中でも大きな転機を経験していました。そんな中ドラムの市原さんと僕とで、関根一夫先生とお茶を飲む機会がありました。場所は新座市野火止の今はなきIHOPです。そしてその時の何気ない会話が現在の歌声ペトラへとつながることになりました。
当時の僕はよく図書館から本を借りていました。その中に大塚野百合さんが書かれた「賛美歌・聖歌ものがたり」という1冊があったのです。
この本の中で印象に強く残ったのが、現在教会で歌われている賛美歌や聖歌の作者の中には生涯に1000曲、2000曲、さらには3000曲も作られた方がいるということでした。毎週の礼拝で語られる牧師の勧めの言葉のレスポンスとして作曲されていたようですが、単純計算をすれば1年に50曲を超えるわけですから、20年で1000曲を超えてしまいます。
さてIHOPに戻りますが、僕はその時の会話にこの本のことを持ち出しました。それだけ印象深かったのだと思います。そして関根先生に軽い気持ちで「先生も1000曲くらい作ってみたらどうですか?」と言いました。普通だったら「そうできたら良いけど無理だなあ〜」という感じの答えが返ってくるのではないでしょうか。ところが先生の答えは「いいよ!じゃあ僕が詞を書くから岩渕くんが作曲して」でした。売り言葉に買い言葉ではありませんが、僕が自分で言い出したのですから、ここで断る選択肢はありませんでした。これが歌声ペトラへとつながる瞬間の出来事でした。
その後せっかく作った曲を歌ってもらう会を持とうということで、関根先生が教会として使っていた西早稲田のペトラクラブで、ささやかに歌声ペトラが始まりました。何年か後に会場を御茶ノ水に移して現在までほぼ毎月開催してきました。IHOPで3人でお茶を飲むということに至るには色々なことがあったのですが、今振り返ってみれば神様がそうしてくださったんだなと思うばかりです。
東京の歌声ペトラでは市原さんが司会をしていますが、実は彼もその発端の瞬間に同席をしていたのですからとても理にかなっていると思います。そして多くの仲間が加わってくれて現在の歌声ペトラがあります。7曲めに生まれた「GOD BLESS YOU」は多くの方々や場所で歌われていますが、当初はこんなことになるとは思ってもいなかったんです。現在まで継続してこられたことも驚きです。
数年前に関根先生と二人でFEBCで「歌声ペトラの風」という番組を持っていましたが。来年同じくFEBCで二人の新番組が放送されることになり、1月には収録に入ります。今夜は感謝いっぱいの「歌声ペトラ20周年記念クリスマススペシャル」です。思いっきり楽しみたいと思います。そして新しい年の21年目にはどんな曲が生まれてくるのかを期待してゆきたいと思います。
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