サピエンス全史
昨年末に手に入れた、サピエンス全史、という本をぼちぼちと読んでいます。現在上巻の終わりに近づいてきました。僕的には興味があるよう無いような、わかるようなわからないような感じがする内容です。
しかしどうして読み続けているかというと、ただ単に人間の成り立ちを生物学的に説明するのではなく、文化的な面を絡めながらというか、どちらかというと文化の成り立ちの解説がメインのような構成で、僕の固定観念を時々シャッフルしてくれるので読み続けているのだと思います。下巻に入ると多分ぐっと現代に近づいてきて、より興味深くなるのではないかと期待しています。
それにしても僕が一番買っている物は本だと思います。実は高校生ぐらいの時だったか、兄のようにしていた従兄弟から「とにかく本を読め」と言われたことが読書を意識した最初で、それが今でも続いているという感じです。昨年その従兄弟に、「僕に本を読めと言ったの覚えている」と尋ねたら、覚えていないと言っていました。
そういえばある方に、僕が言ったひとことが人生の岐路の決断を後押ししてくれたんですよ、なんて言われたことがあります。しかし僕はその言葉を覚えていません。
こんな風に人生って、人って、複雑な関わりの中で今の自分がいるんだということを考えると、サピエンス全史が言わんとしていることが理解できてきます。僕たちはそれぞれ全くの個として存在していることなんてありえません。ですから今の自分は自分で自分になったというよりは、オギャーと生まれてからの物語はもちろんのこと、自分が生まれる前の親の物語も含めて自分をかたちづくっているのだなあと思います。
今日は今年最初の東京基督教大学でのレッスンがあります。レッスンでは僕が教えようとすることと、レッスン生がそこから得ることとの間にはきっと距離があるのだと思います。しかしそこに生まれる出来事やことばが有機的に働いてくれることを願います。
教える側としては無責任かもしれませんが、それは僕が自分についてわかっているかというとそうでもないし。ギターやウクレレを教えることについて完璧かというとそうではありません。途上にある僕が途上にある人を教えるのですから、そこに不思議が伴わないと化学反応は起きないのだと思います。
科学反応が起こるためには、僕が僕であることが大事でしょう。それが頑固な僕であっても、優柔不断な僕であっても、他の誰かのようである必要はないですよね。
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