なぜか少しセンチな気持ち
昨日はホテルをチェックアウトしてから飛行機の時間まで余裕があったので、奄美のプチ観光を楽しませてもらいました。コースは大島紬を織っている工房、夢おりの郷、西郷隆盛の潜居地、美味しい鶏飯のお店ひさ倉で昼食、ハブ製品のお店(ハブとマングースのショーもしている所)、農産物販売所でした。こうして並べてみるとブチ観光とはいってもけっこう回らせてもらいました。
この中でとにかく驚いたのは大島紬の工房、夢おりの郷で知った大島紬の製造工程です。まず反物のデザインはと言いますと、線ではなくドットで描いていくんです。すでにここからが驚きでした。ドットで描くというと馴染み深いのはコンピューターの世界です。
そのデザインのドットの位置に合うように、ミリ単位で絹糸を染めていくのですが、染めないポイントには木綿の糸を織り合わせてゆきます。染色するしないは糸の一本一本によって異なるので、染めるための下準備の作業だけでも気の遠くなるような工程です。これ以上の説明はこちらをご覧ください。
この超細かな織物をなさっている方々を拝見しながら僕の頭にあった問いは、こんな南の島のみなさんが、どうしてこんな気の遠くなるような工程の織物を受け継いできたのだろうということでした。ちなみにこれほど精密になったのは明治以降のことのようですが、南の島の人がなぜ?という気持ちはなかなか消えませんでした。
その後西郷隆盛の潜居地を訪ねてから、昼食に鶏飯をご馳走になったのですが、ここにもめちゃくちゃ細いものを発見しました。それはご飯の上にのせる具の、鳥肉と玉子です。まあどちらも極細です。鳥をどうしたらこんなに細く裂けるのかを聞きたいと思いましたが、お店が忙しそうなのでやめました。知っておる方がいたらぜひ教えてください。
さて肝心のコンサートの方ですが、集った方々がとても明るくてコンサートを一緒に盛り上げてくれました。途中でワイヤレスマイクの電池が落ちるという生まれて初めての経験も(笑)。それから曲に合わせての手拍子が普通の倍の刻みに驚いたのですが、これは多分島の民謡のノリなんじゃないかなと思いました。予定の75分があっという間に過ぎてしまった感じで、僕もみなさんに楽しませてもらいました。
島を離れる時はなぜか少しセンチな気持ちになりました。島ってどこか淋しいですよね。今度来る機会があればもう少しゆっくりと、そして夫婦で来てみたいと思った奄美でした。
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