昨年12月にフライフィッシングを始めてから5か月近くが経ちました。最初はとにかくキャスティングができるかどうかが最大のテーマでした。そのキャスティングも最近は少し客観的にながめることができるようになってきたので、やっと入り口にたどりついたかなというところです。
私が出かける川は埼玉県西部を流れる入間川、対象魚は雑魚に分類されるオイカワです。12月からの間に毛針を自分で作るタイイングにもチャレンジして、だんだんやっていることはそれらしくなってきました。しかし全てはソレラシイであって、恥ずかしながらこの間一度もヒットしたことがありません。
最近バスが釣れているという情報を聞き、バスを狙ってみるかと思いたち、それ用の毛針をタイイングしてチャレンジしました。なんと一度「お!きた!!!!!」という手応えがあったのですが、後でよくよく考えてみたら川底に根掛かりしたということで間違いがなさそうです(涙)。
川にいると釣り人の方と出会うことがままあります。そんな方々から、様々な釣り情報が得られるのですが、先日お会いしたベテランの釣り師の方からは「今年の入間川はダメだ!」ということばを聴いてしまいました。そのことばに私は「ダメなのかあ」とすっかり意気消沈してしまいました。
ところでこれからは一緒に演ること増えるであろう、スティールパンの伊澤さんもフライフィッシング愛好家です。子供の頃から釣っているそうで、相当のベテランです。先日のリハーサルの時に伊澤さんと釣りの話になりました。面白かったのは、彼が言った「これまで川で出会った釣り人の情報にどれだけ翻弄されてきたかわからない」という言葉でした。そういえば私は様々な情報に一喜一憂してある意味翻弄されていたかもしれません。
そして昨日『フライの雑誌』という本を買いました。昨年の秋に出版されたバックナンバーですが、特集が「オイカワ/カワムツのフライフィッシング」です。少し前にもこの本に興味を持っていたのですが、まあまあ値が張るので躊躇していました。しかしここは初心に帰ろうというのと、ちゃんとオイカワ釣りのことを知りたいという気持ちになり購入に踏み切りました。
オイカワもカワムツも大きな魚ではないので、どちらかというと繊細な釣りになります。この本にはそんな繊細な釣りへのこだわりがたくさん書かれてありました。私は「やっぱりこれだ!」と改めてオイカワ釣りに身を捧げる(ウソですよ)気持ちになりました(笑)。
さて問題は入間川にオイカワはいるのかということです。何年か前は確実にたくさん生息していたようですが、護岸工事や台風などの自然の影響、そして川魚を捕食する鳥や、それこそバスなどの外来魚の繁殖問題。ちなみに入間川ではバスはリリース禁止になっていますが、駆除のために捕獲したバスのお腹からはカワ虫に見立てたルアーが見つかることがあり、バス釣りの人たちがリリースしていることがわかります。ちなみにバスのリリースは県の条例で禁止されています(すみません偉そうなことを言って)。
ですから逆にバスを釣って環境保護ということもできるんですね。普通の釣り人がバスを釣って持ち帰るということはハードルが高いでしょうから、近隣のコンビニなどで釣ったバスを引き取ってくれるようなシステムがあればリリースが減るかもしれません。でもバスの数が減ることはバサーにとっては楽しみがなくなることですからそう単純ではないかもしれないですね。
とにかく改めてオイカワ釣りに的を絞ってもいることにしたので、どんな毛針を巻いて、どんな釣り方をするのが良いのかが少し見えてきました。私がフライフィッシングをやろうという動機になった映画『リバーランズスルーイット』の舞台となったモンタナの豪快な釣りと、入間川での釣りではそれはかなり違いますよね。
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