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2018年7月

2018年7月24日 (火)

歌声ペトラ250

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今月は西日本の広範囲にわたる甚大な豪雨災害、オウムの死刑囚7人の同日死刑執行にかなりショックを受けてしまいました。その後も猛暑が続き、今では猛暑ではなく酷暑レベルになってきています。暑さにボーッとしている中、国会では「え!」ということがどんどん(自分的には)決まっていきますし、何が何だかわからない7月にことばが見つからず、ブログをアップできずにいました。

そしてそうこうしているうちに、本日で歌声ペトラの集いが休止となり、これまでの形式での歌声ペトラは一応終了となります。20年も続けてきた集いがなくなるのがどんなことなのかは、しばらく時間が過ぎると実感としてわかってくるのかもしれません。そもそも歌声ペトラの始まりは小さな小さな集まりでしたので、原点へ戻るということなのかもしれません。
    
Petora

とにかく歌声ペトラをここまで続けてくることができたのは、毎月足を運んでくださる方々のおかげですし、支えてくれたスタッフひとりひとひのおかげです。

そして今日は2500曲目をご披露しますが、250曲の中には我ながら良い曲だと思う歌もあれば、これは歌いにくいなあと思う曲(汗)、楽譜を見てもすぐに思い出せない曲もあります(笑)。

当初西早稲田で始まった歌声ペトラも、お茶に水で開催されるようになり、関西、滋賀、古河への拡がりも生まれました。ですから歌声ペトラを通して与えられた出会いも少なくありません。

ところでつい先日、東京基督教大学の音楽アカデミーから「沈黙の中に」の合唱ピースが出版されました。

歌声ペトラの集いとしては今日で休止となりますが、合唱ピースの出版のような新しい展開が生まれ、新しい歌声ペトラの拡がりとなっていけば楽しいですね。自主開催の歌声ペトラがあちらこちらで始まる、なんていうのも面白いと思います。

そもそも「日本生まれの賛美歌がもっとあっても良いじゃないか」、が歌声ペトラの出発点です。日本中からもっともっと新しい賛美歌が産声をあげたら楽しいですよね。

実は251曲目の詞はすでに私の手元に届いています。これからも1000曲を目指して歌声ペトラの曲は作り続けていきますので、やがてなんらかの形で皆さまへお届けできるように考えたいと思っています。

さあ今夜はいつも通り、市原さんの司会に任せて、さりげなく楽しませてもらいたいと思っています。

ここまで続けさせていただいたことを神様に、そしてみなさまに感謝します。
 
       
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こちらもよろしくお願いします。参加ご希望の方は事前登録制になっております。
    
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2018年7月 4日 (水)

百万回のありがとう

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2日に仙台のホテルから見た夕暮れ
2日から一泊で仙台へ出かけていました。1日の夕方、岡山からの戻りの新幹線の中で幼い頃からの友人が亡くなったとの知らせが入りました。彼は僕のエッセイ『気分は各駅停車』にも書いた小学生からの親友S・K君です。最近は体調が悪くなり仲間の集まりにも足が遠のいていた彼でしたが、本当に遠くへ旅立ってしまいました。

私は小学4年生の時に不登校になっていましたが、彼は毎朝我が家に寄っては「まこちゃ〜ん」と声をかけてくれていました。僕は返事もせずにじっとしていました。

結局、小、中、高と同じ学校に通い、その後は彼も音楽関係の仕事についたので、これまでずっと継続して付き合いがありました。6年前の仙台でのデビュー35周年記念コンサートでは会場押さえから業者の仕切り全てをやってくれました。そしてあれが彼と仕事をした最後になりました。いつも「まこちゃんのやりたいようにやればいいんだよ」と応援してくれていた彼。私にとっては同い年の兄弟のようだったのかもしれません。

近年ひとりぐらしになっていた彼は、ひとりで旅立って行きました。いくら仙台と関東で遠く離れているとはいえ、彼の今に付き合えなかった僕は彼にとって足りない男だったなあと思います。
葬儀を終えてから、「あいつは優しすぎたからなあ」ということばを何人かの口から聞きました。いつも自分を抑制して、他人の利益を考えながら生きていた彼の「死ぬ時ぐらいは好きにさせてもらったよ」という声が聞こえてくるようです。

しかしたとえ彼が本当にそう思っていたのだとしても、せめてもう一度会って話がしたかったです。今は君への「ありがとう」が僕の中で行き場を失ってしまったよ。だからせめてここで、心からありがとう、そう百万回のありがとう。

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