2017年8月17日 (木)

TOMPSONもオープンで

9月のライブでは最近メインに弾いているリゾネーター以外にアコースティックギターやウクレレも弾くことにしています。アコースティックで弾く曲にはノーマルチューニングが良い曲と、オープンチューニングで弾くのが良さそうな曲があります。

僕はメインで使えるアコースティックギターを2本所有しています。どちらもTOMPSONのT-1ですが、そのうちの1本はショートスケールです。今回のライブではショートスケールの方をノーマルチューニングで、ノーマルなT-1をオープンチューニングにしてみようと考えました。どちらのギターも弦高をかなり低めにセッティングしてもらっているので、スライド奏法をするには低すぎます。そこでノーマルのT-1に以前予備に作ってもらっていたサドルを載せてみることにしました。微妙に長さが合わなかったので、自分で紙やすりで調整して(汗)弦を張ったところ、絵に描いたようにちょうど良い弦高になりました。これには自分でもちょっと出来過ぎだと笑ってしまいました。

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音色はリゾネーターギターよりもアコースティックギターの方がきらびやかな音がするので、スライドバーもそれなりにフィットするものを選んで弾き込んでみましたがとても良い感じです。リゾネーターよりも低音がしっかりしていて、サスティーンも効いていているので気持ちの良い音色です。

ところでTOMPSONをスライドバーで弾くというのは聴いたことがないので、変わったもの好きな僕には合っています。今週中にStyle-Oのピックアップの付け直しもする予定にしています。そのことも後日報告します。

来週の半ばには仙台でリハーサルを予定しています。まだ詳細は分かりませんが、滞在中にラジオや新聞でライブのことを宣伝させてもらえるかもしれません。東京のライブは残席がもうほぼないようです。仙台はこれから本格的にPRをしますが、こちらもぜひみなさんに足を運んでいただきたいなあと思っています。ちなみに東京と仙台では出演者も内容も違いますので、東京から電車1本で行ける仙台にもいらっしゃいませんか(笑)。



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デビュー40周年記念ライブのお知らせです。

東京は席が残り僅かとなっています。

両日ともにチケットはありませんので、事前にMAKOTO BOXへお申し込み
いただければ席をご用意します。当日入り口でお名前をおっしゃってくださ
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2017年8月16日 (水)

参拝はおひとりおひとりで

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昨晩はNHKスペシャルの「インパール作戦」を観ました。1944年3月、イギリス軍の拠点であったインドとビルマ国境近くのインパールを攻略するために日本軍は軍を進めました。しかしこの作戦では日本軍の誰ひとりインパールの地を踏むことがなく、ある資料では3万8千人ともいわれる人々が戦死し、作戦中止後の撤退時も含めて餓死や病死者が4万人とあります。さらに行方不明者が多数いるので正確な人数はわからないということのようです。これらは日本軍の戦死者の数ですが、インド国民軍、イギリス軍の死病者数も5万人を超えるということです。

僕はこの年齢になるまで日本が関わった戦争について詳しく調べることも、学ぶこともしてきませんでした。それはとても恥ずかしいことだと思います。おそらくその根底には受け止めがたい凄惨な戦争から目を背けていたいという気持ちがあったのではないかと思います。自分たちの先達たちの過ちや苦しみから目を背けていたい、過去のものにしたい、という気持ちがあったのだろうと思います。

皮肉なことですが北朝鮮とアメリカの緊張関係の中で終戦記念日を迎えて、やっと戦争が他人事ではないということに気づかされている自分です。

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終戦記念日というと必ずニュースになるのが政治家の靖国神社参拝です(写真は2014年)。「みんなで靖国神社を参拝する国会議員の会」だそうです。A級戦犯合祀のことも、明治から第二次世界大戦までの戦死者が、望むと望まざるとに関わらず英霊として祀られていることも、いろいろ議論のあるところですが、それは横に置いておいておいて、国会議員が集団で参拝するってどうなんでしょうか。僕はどうぞおひとりおひとり参拝なさったら良いのにと思います。集団を組まなければできない参拝なのだとしたら、そもそもどこかがおかしいのではないかと思います。

先の戦争について日本人として振り返ることを忘れてはならないでしょう。しかし政治家の皆さん、当時は軍国主義だっただろうがなんだろうが、権力を持った方々が下々に命令を下して戦地に行かせたことは明白です。もちろん開戦時には国民全体が高揚感を持っていたのかもしれませんが、やはり戦争の責任は指導者にあるでしょう。

そういう意味でも政治家が先の戦争についてどう考え行動するかは大きな問題です。少なくとも集団で参拝なんて言外ではないですか。列をなして歩く皆さんの姿が戦いに向かう人たちに見えてしまのは僕だけでしょうか。



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2017年8月15日 (火)

アジアの外れの街に僕は立つ

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終戦記念日の今日、自分が年齢を重ねるほど、そこに至る経緯についての無知さ加減に恥ずかしくなります。日本では近現代史の教育が抜け落ちていることはよく知られています。その理由のひとつは現代史以前の歴史に授業時間を費やしてしまうからだといわれますが、本音は日本の近現代史が複雑であることと、そこに日本人の本来の顔が見え隠れするからではないかと思います。この本来の顔というのは今の政治の奥にも潜んでいると思いますが、その顔は決して現代の一般的な日本人が好意を持つような顔つきではないでしょう。

日本人の僕たちは、以前は日本が帝国であった、あるいはあろうとしたということを考えなければいけないと思います。僕の歌詞に「アジアの外れの街に僕は立つ」というフレーズがありますが、僕が体感として感じてきた日本は、アジアの外れの島国という位置付けでした。それは美しい四季を持つ楚々とした国というイメージです。しかし明治以降の日本はそれとはかけ離れていて、巨大な帝国であろうとしたのです。

後藤牧人先生の著書に「日本宣教論」があります。以前とても興味深く読ませていただきましたが、その中にヨーロッパ人の東南アジアの人たちへの関わりかたについて記されている部分があります。それはヨーロッパ人からしたら、東南アジアの人たちは「猿と人間との間」、自分たちと同じ人間ではない、に近い認識だったとあります。しかもこれは悪徳商人たちが考えていたことではなく、キリスト教の宣教師たちがそう考えていたとのことです。このようなベーシックな考え方の上に「だから彼らの生活習慣や文化を改めさせ人間として生活できるように教えよう」という考えが生まれ、自分たちの資源確保のためにも植民地として統治するという考え方になったのでしょう。

大日本帝国はこれらの西洋の植民地支配からアジアを解放させる、という大義名分を持っていましたが、自らも帝国と称しているのですから、次の支配者となろうとしていたことは明らかでしょう。実際にアジア諸国では「日本は植民地支配から解放してくれた国」という評価もあれば「植民地支配をした国」という評価もあります。これらの評価はそれぞれの国の当時の事情によって違ってくるでしょう。

以前、森総理大臣が「日本は神の国」と発言して問題になりました。この発言は政治の中に、日本人本来の顔がうっかり顔を出したということなのかもしれません。日本が天皇陛下を頂点とした神の国であるという独特の選民意識がその根底にあると思います。

僕にはこのような選民意識と太平洋戦争に至る経緯が無関係であるとは思えません。アジアの外れの小さな島国である日本がなぜこれほど大それたことを考え行ったのか、自分もその血を引く日本人のひとりであることを思いながら、この終戦記念日に明治から今日に至るまでの日本人の歩みを改めて振り返りたいと思っています。




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2017年8月14日 (月)

ボトルネック通信

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僕のボトルネック通信も回を重ねてまいりました(いつからそんなんできたん?)。今月9日のブログでこれまでのボトルネック遍歴について書きましたが、現在気に入っている形状である、ガラスでストレート、に至るヒントを与えてくれたのが友人からもらった薬瓶です。上の写真の真ん中の背の高い瓶がそれです。

市販の製品にも瓶の形に似せて作られたものはありますが、それらはガラスの質が均一で、表面もとても滑らかに仕上げてあり、言ってみれば優等生です。この茶色い瓶はまさに瓶なので、ガラスの質も不均一ですし表面も滑らかとはいえません。しかし不思議なのですが味があります。もうこの「味」に至っては好き嫌いに個人差がありますし、言葉では説明しがたい領域のものです。

ところがこの瓶、僕にはちょっと長すぎました。と言っても5ミリ程度なんですが・・・。先日この瓶を少し短くできないかと思い立ちました。ネットを検索すると瓶の首(ここからボトルネックと呼ばれるようになりました)の切り方は出ていますが、何ミリかを短くカットするというケースは見つけられませんでした。ガラス屋さんに頼むときっとできるのだとは思いますが、それもちょっと大げさです。

実はこの瓶をくれた友人は歯科○○○です(どうして○なのかは不明・笑)。僕は彼に頼めばきっとやってくれる!とのいつもの突然の確信に見舞われ(笑)早速連絡をしてみました。彼からは、「できると思いますよ〜」との二つ返事に、図々しい僕は早速出かけて行って「5ミリくらい切ってみたいんだよねえ」と相手のことなど考えずに、無茶な割には細かなリクエスト。そんな僕をよく知っている友人は「はいはいやってみま、少し時間をください」と引き受けてくれました。

その夜にメールで「できたよ〜、明日ポストに入れておきますよ」とまるでアマゾンのような連絡。そして翌日カットされた瓶を手にすることができました。

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切り口がめちゃくちゃ滑らかです。
まさにプロの仕事(何の?)。

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この瓶はおそらく板ガラスを筒にしてカットしたもののようで、貼り合わせたとみられる筋があります。この筋が弦に当たるように弾くと弦をこするザラザラ音がします。こらはこれで何かに使えそうです。

「わかるかな〜、わかんねえだろうなあ〜」。

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ライブで茶色の小瓶を見つけたら、「あれだ!」と楽しんでもらえたら僕も楽しいです。




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2017年8月13日 (日)

譜面をスキャン

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浄書ソフトのFinaleにはすでにある譜面をスキャンして取り込む機能があります。あまり使ったことがありませんが、今回はその機能を使って楽譜を読み込みました。歌詞やコードまでは無理ですが、音符が多い楽譜はそれを読み込めるだけで大分作業がはかどります。さすがにタイ(音符と音符をつなぐライン)や拍子記号の変化など、読み込みにムラのあるものはありますが、それは読み込んだ後に手動で修正して行けば大丈夫です。

今の段階ではその修正を含めて半分くらいの作業を終えています。あと半分頑張ればひとまず譜面ができるので、その後は自分のキーに合わせて転調をするなど、少しアレンジの要素が加わった作業に入ります。Finaleでの転調に関しては調を変えると、音程はもちろんコードネームまで変わってくれるので楽です。要するに転調を上げたり下げたり気軽に試すことができるというわけです。

そういうわけで、浄書ソフトは単に譜面を版下レベルに作れるというだけではなく、作曲支援という側面があります。例えばピアノが弾けない僕にとってコーラスのアレンジをソフトに演奏させられるのは大助かりですし、メロディーの一部を変えると全体がどう変化するか、変える方が良いか否かを具体的に比較検討することができます。

Finaleの前はEncoreというソフトを使っていましたが、その時代を含めると20年以上は浄書ソフトを使い続けています。以前永遠鉄道という曲を作りましたが、あれはEncoreに打ち込んで作曲をしたんです。当時はコンピューターに打ち込んで演奏させるのが面白くてのめり込んでいました。今思えばほぼ遊びでしたね。




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2017年8月12日 (土)

微熱老人

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昨日は40周年記念ライブの譜面作りのために僕の20歳前後の時のライブ録音を聴きました。音源はカセットテープです。聴きながらこの機会にこの音源をMacに取り込んでおこうと思い立ち、オンボロのカセットテープレコーダーで再生させながら録音をしました。我が家には自分の記録を含めてたくさんのカセットテープがあるので、いつか時間を決めてデータとして残すのも良いなと思いました。でも仕事部屋のカセットデッキは普段使いのシステムから外してあってここ何年も使っていません。これも一度動かしてみる価値がありそうです。

カセットの両面、約40分くらいに録音されている若い頃の自分の歌と演奏を聴きながら、まずは僕の若さを感じました。さすがに若いって素晴らしいというような感じではありませんでしたが、改めて感じた自分の若さのひとつは、音楽理論などをあまり知らないことによる独創性です。まあ乱暴だったということです。それから次に感じたのは未来への憧れのようなものです。この憧れは恋愛のことではありませんが、やはりどこか甘酸っぱさが感じられました。若さっていうのは甘くて酸っぱい、と言っても良いのかもしれません。「え!にがくて重苦しいんじゃないの」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

僕は阿佐ヶ谷に住んで、歌おうとしていた時期がありますが、当時はバイトにありつけたとしてもあまり金はなく、飯もろくに食べていませんでした。将来どうするのか、どうなるのかもわからずにいたのですが、それでも真っ暗じゃなかったように思います。変ないい方ですが、ちゃんと人生をなめていて、「そのうちなんとかなる」と思いつつ、絶望や闇さえ、どこかで楽しんでいるような自分でした。やはり持っている命の量、持っている時間が今とは違うということが大きかったと思います。

そしてあれから約40年。生きるということの実際を知り、責任というものにも気がつき、誰かを教えるというようなことまでするようになった自分。あの頃の自分を考えると、空恐ろしいことをしているもんだと思います。

「60歳になった〜ら、60歳になった〜ら、まともな人になれたかな」、なんて歌ってみたくなります。自分のことは自分ではわからないものです(少なくても僕は)。でも自分という自分は確実にいます。この年齢になって、「僕って一体誰なんだ〜」なんて叫ばれても困りますよね。

多分僕は若い頃の甘酸っぱい憧れの中に、いま住んでいるのだと思います。あの憧れが風船だとしたら、僕はその中にいて内側から眺めているのかもしれません。否応なしに手にするものは手にしたのでしょう。ですからもう若くなくて良いのでしょう。でもこの憧れの風船が風に乗って旅ができるように、微熱を発し続けながら生きて行くという感じでしょうか。微熱老人ってちょっと危ないかも(微熱少年にかけました)。




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2017年8月11日 (金)

目であり、耳であり、ことばであり、祈り

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以前妻に「9月のライブが無事にできれば良いね」と言ったことがあります。それは北朝鮮とアメリカ、韓国、日本が無事に夏を乗り切れるのだろうかという危惧があるからです。8月半ばからの米韓合同軍事訓練を行うならば、北朝鮮はグアムに向けてミサイル4発を発射すると公言しました。アメリカもグアムから朝鮮半島への大型爆撃機の飛行訓練を続けているようです。また先日は国連が北朝鮮への制裁を強めてさらなる孤立化を推し進めています。

日本が太平洋戦争に突入したのは、石油の運搬ルートが断たれたことが原因とする考え方があります。僕の知識は深くないので確信を持ったことは言えませんが、北朝鮮もいよいよ危機感を強めているのではないかという思いがします。北朝鮮の体制から考えれば引くということはないでしょうから、周囲を巻き込んでの自滅覚悟で踏み出す道しか残されていないのではないかと思います。

さすがにアメリカも先制攻撃をすれば韓国はもちろん、日本に甚大な被害が出ることは明らかですから、軽々に事を起こすことはないと信じたいのですが、まさに売りことばに買いことばで、ふとしたことで大きな石がゴロっと転がってしまうことがあるのではないかと思います。

こんな状況で僕にできることは、現実から目をそらさずに祈ることです。日本の政治状況を見ても大切な何かが崩壊しつつあることは明らかです。1国のリーダーだから国民のために命を捨てるなんていうことはありません。国民が自らこの国を守らなければならないのですが、残念ながら物理的な意味での力は持ち合わせてはいません。持っているのは目であり、耳であり、ことばであり、祈りではないかと思います。

無事に9月のライブが出来た際には極東の無事を喜ぼうと思います。そして今後も平和であり続けるために、僕はどう関わっていけるのかを考え、実行に移してゆきたいですね。


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2017年8月10日 (木)

アレンジャーではないので

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昨日は1日浄書ソフトのFinaleを使って9月のライブのための譜面を作っていました。とは言っても僕はアレンジャーではないので、CDに収録されている音源から譜面に起こしたり、自分が演奏していることを譜面にしたりと、言ってみれば道順や道幅を示す地図みたいな譜面です。

まあひとくちにアレンジャーと言っても様々です。僕のように元々フォーク系のスリーコードから始めた人間は、紙にコードを書いただけでもアレンジはアレンジでした。あとは演奏者が弾きたいように弾くだけです。

しかし商業アレンジは違います。ヒットする要素を織り込みながら仕上げる(仕掛けるかな)わけです。ですから肝心な部分は書き譜で、全て音符で指示してあります。しかしこういうタイプのアレンジも最近はあまり耳にしなくなっように思うので、昭和の時代の話なのかもしれません。

僕も短い期間ではありましたがスタジオミュージシャンをさせてもらっていたことがありました(このスタジオミュージシャンという言い方も今はなくなったみたいですよね)。

アコースティックギターの譜面はそれほど複雑ではありませんでしたが、難しいコード進行に冷や汗をかいたことが何度もありました。何せスリーコードのフォークから始めた人ですからね。そんな僕もいろいろな方の録音に参加させてもらいましたが、今でもはっきり覚えているのはこれです。

さあ今日も1日Finaleを使っての作業です。少しでも演奏がしやすい譜面になるように頑張らなくちゃです。

ライブの方も、特に9月8日の東京は大分席が埋まってきています。行ってやろうと思ってくださっている方は是非早めにご予約ををば。



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2017年8月 9日 (水)

通る道

目的地に至るまでに通る道があり、通らなければたどり着かないということもあるのかなあと思う今日であります。その目的地はどこかというと、僕にとってベストに近いスライドバーを見つけることでした。

振り返ればリゾネーターギターに興味を持ち、オープンチューニングを本気で弾き始めたのが2015年の12月でした。当時我が家にあったスライドバーがこのブラスのもの。おそらくデビューアルバムで使ったものではないかと思われます。そしもう1本あったのがこの瓶の形をしたもの。

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ここから僕のスライドバー探しの旅が始まったわけです。順に紹介します。

これはセラミックではないかと思われますが、内径が小さめで指の奥までは入れられないサイズですが取り回しが良さそうなので使ってみました。

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これは僕の持っている中で最強級の2本です。

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特殊加工を施した鉄せいでサスティーンが長く音も太くブルースにはバッチリです。あるライブで昔から持っていたブラスと弾き比べていたら、PAエンジニアの方が「ブラスの方がアコギに近い感じで、この黒い方は少し金属的な感じがする」と言っていたことばが頭から離れなくなり、スライドバー探しにさらに拍車がかかりました。

次はブラスで長さが短いものです。

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ほぼネックの幅くらいなのですが、重量も軽くしばらくはこれでいこうと2本買いました。元々エレクトリック用と考えるべきなのでしょうが、アコースティックで弾くには少し軽すぎる感じがしてきてやがて使わなくなりました。

その頃友人から薬のビンをもらいました。

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医療用のビンで普通はなかなか手に入らないもののようです。特徴は外側がストレートでカーブを描いていないということです。実はこれまでのバーはセラミックを除いてはすべて弦に合わせたカーブが付いているタイプなのです。で、ストレートではちょっと無理だなということであまり使いませんでした。

次は日本製のセラミックのタイプです。

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一時はメインで使っていましたが、音の線がわずかに細いような感じがしていました。これは楽器や弦との相性、弾き方でも違いますからあくまでも僕が弾くのにはということです。

ここで友人からもらった薬瓶で弾いてみると、以前とはちょっと違う感触を得ました。ガラスには金属製とは違う良さがあります。そこで僕は自分で瓶を切って自作のバーを作る人になろうと考えたのですが、すぐに「いや、そういうことが得意な友人に頼もう」ということになり、依頼してきてきたのがこれらのバーです。

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瓶をカットしたものの他にブラス製も作ってくれました。茶色い瓶は日本酒の瓶らしいですが、これの音は良かったです。ブラスの重い方はしばらくライブで使いました。

それでも相変わらずガラスのバーを追求したいという思いがあり、瓶の形のバーを購入。

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その後はカーブのついたガラス製にたどり着き、「これで行こう!」とサイズ違いも入れると5本も揃えてしまいました。

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ところでアコースティックギターの弦は弾きやすくするために1弦から6弦に向かって微妙に高さを変えてカーブになっています。3弦、4弦あたりが一番高くなっているんです。もちろんフィンガーボードもそうなっています。ですからスライドバーもカーブが付いているものの方が複数の弦を弾く場合は良いに違いない、と確信してきたのですが、時折ギタリストの佐藤克彦さんがおっしゃっていた「スライドバーはストレートが良いよね」ということばが頭の中でリフレインしていました。

ここ数日ライブの準備も兼ねてリゾネーターと向き合っているのですが、次第にその意味がわかるようになってきました。それはカーブの付いたバーのカーブが自分のギターの弦のカーブにフィットするとは限らないということなんです。例えば3弦から5弦までをバーで押さえるときは確実にストレートのバーのほうが安定しています。

というわけで僕はしばらくストレートのバーで弾く人になるようです。ここまでのスライドバーの遍歴にお付きあいいただきありがとうございました。結局安価でノーマルなところに落ち着いたというわけです。

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2017年8月 8日 (火)

雨を育てる

我が家は東京新聞を購読しています。だいぶ前に物書きの親友が「東京新聞って面白いよ」と言ったことばがずっと心のどこかにあって、いつの間にか他の新聞の勧誘は断り続け、東京新聞1本になっています。東京新聞購読者というと我が家のいろいろな立ち位置が透けて見えることと思いますが、その通りです。

昨日そのコラムの筆洗の冒頭に「心配事や悩みは縦に並べなさい」と書いてあり、興味を持って読み始めました。それがこれです。

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「心配事や悩みは縦に並べなさい」ということばは気象エッセイストの倉嶋厚さんという方が父親から教わったことばだそうです。コラムの最後の方には僕の曲のタイトルでも使った「やまない雨はない」ということばも登場し、さらに親近感が湧いてきました。

そしてさらに倉嶋厚さんがお書きになった「雨のことば辞典」があることも知り、早速見つけて注文しました。

僕のデビューアルバムには「淋しい惑星」という曲を収録しました。その頃から自分が気象衛星のように宇宙に浮かんで地球を眺めているような感覚になっていたんだなと思います。僕は晴れた空も好きですし、白い雲も好き、でも雨降りも好きです。別役実さんの詩に小室等さんが作曲した「雨が空から降れば」は僕の大好きな曲のひとつです。

でも昨今の雨の降りかたはおかしいですね。もしそれが環境破壊が原因の一端だとしたら僕たち自身で僕たちの歌を破壊しているんだなと思います。やめられないとまらないかっぱえびせん。それと同じで止められない止まらない僕たちの飽くなき欲望。企業も国も止められない止まらない。そして政治も止められない止まらない。都民ファーストが国政に進出すると日本(ニッポン)ファーストだそう。同じ理念なら国民ファーストだろ!なんて思ってしまいますがね。都民ファーストの正体を国民ファーストがいみじくも現しているのかな、なんても思いますよ。

今日は東京新聞のことから書き始めたのでちょっと左の風が吹いていますか?「雨のことば辞典」の試し読みをしたところ「愛雨」ということばがありました。雨を好むことだそうです。僕たちは自然現象はあたかも自分と関わりのないことのように考えてしまいがちですが、美しい雨を育てることの責任の一端は僕たちの手にかかっているのかもしれません。

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