2017年9月18日 (月)

焚き火燃ゆ(10)

さてオープニングから数えて13曲目は僕のソロとなりました。曲は「流れのほとり」。この曲はCD「Heavenly」でギターの弾き語りのセルフカヴァーをしましたが、もともとは1982年に小坂忠さんとのデュオとしての初オリジナルアルバム、「Best Friend」に収録した曲です。

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今回のスタイルは CD「Heavenly」と同じくアコースティックギター1本で歌いましたが、今回はオープンGチューニングなので押弦の仕方が違っていました。ノーマルチューニングで歌うことはもちろんできるので、何度か試してみたのですが、どうやら僕はオープンチューニングの響きにはまっているらしく、オープンGでチャレンジしてみることにしました。ノーマルとは押弦するポジションが違うので、実は今回のライブの中で一番緊張したのがこの曲だったんです。

普段のライブでも、いつもの曲でもアレンジを変えた時やソロの曲を由美子さんとのデュエットに変えた時(由美子さんのキーに移調するので)、そして新曲などなど、緊張している時があります。

心の中で、「この曲を飛ばすかあ」なんていう誘惑にかられることがありますが、ここを超えないことには自分のものにならないので心してチャレンジをしています。もう後に引けない場所に自らを追い込んでいかないことには、追い込まれてクリアしないと身につかない事柄はいつまでも身につきません。

追い込むことはそれなりのエネルギーが要りますが、そこがクリアできればあとは少し余裕を持って取り組むことができるようになります。

今回のライブでは自分にとって初チャレンジ的なことがたくさんあり、それらと取っ組めたのもこれからの自分の財産になると思っています。

特にアコースティックギターをオープンGにして弾くことは当初考えていなかったんです。これからはStyle-OとM-1に加えてアコギのTompsonが実践のラインナップに並んだことによって、さらに演奏の、表現の幅が拡がったと感じています。そうそう久しぶりにブルースハープも吹きましたしね。

今回で10回目になった東京でのライブのレポートはもう少し続きますが、そろそろ仙台に向けての準備に再突入する時期になってきました。仙台ではノーマルチューニングのアコギでスタートする予定です。それもまた色々なことを想起させてくれることになるかもしれません。

次回は「この街で」そしてエンディングまでいくかもしれません。




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デビュー40周年記念ライブのお知らせです。

東京に続く第2弾は29日(金)仙台です。

チケットは発行しておりませんので、事前にMAKOTO BOXへお申し込み
いただければ席をご用意します。当日入り口でお名前をおっしゃってくだ
さい。

MAKOTO BOX Email:singanewsong@cmail.plala.or.jp

席がぼちぼち埋まってきましたので、
聴きにいこうか、という方は是非事前にご予約を願いします。

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2017年9月12日 (火)

焚き火燃ゆ(4)

ライブのスタートはアコースティックギターでチューニングはノーマルではなくオープンGで始めました。そして「かけがえのない世界」ではウクレレに持ち替えて、続く「ザット・ラッキー・オールド・サン」ではリゾネーターギターへと持ち替えました。

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この曲は久保田麻琴さんの歌で若い頃に知った、僕の好きな曲のひとつでした。今年に入って原曲の英語の詞を調べてみると、久保田さんが歌っているのと少し違うニュアンスを感じたので、自分なりに訳してみました。そしてそれを歌うようになりました。

この曲自体がそもそも魅力的な曲ですが、僕の訳詞バージョンも思ったより反響があり、今ではセットリストに加えることが多くなってきました。ぜひ次のCDには「かけがえのない世界」と一緒に収録したいなあと思っています。この曲にも由美子さんと谷ちゃんがコーラスで厚みを加えてくれました。

次はいよいよ市ちゃんと谷ちゃんのアコースティックボンボンに西原悟(以後西やん)さんが加わって、ペトラストリート5年ぶりの復活です。

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ペトラストリートは現在ハワイ在住で牧師でベーシストの中村裕二さんがきっかけを作ってくれて1996年に生まれたユニットです。それから2012年まで実に16年間も続いたユニットでした。岩渕といえばペトラストリート、というイメージを持っている方も多いかもしれません。

アルバムとしては「ペトラ通り」から「北上夜曲」までがこのユニットでレコーディングをしてきました。西やんは多くの曲のアレンジを担当してきてくれました。ペトラストリートのサウンドは彼のサウンドといっても良いのかもしれません。

ペトラストリートとしての1曲めは「ドキドキスキップ」です。この曲がどうしてできたのかは、時々ライブでも話すのですが、僕が1998年の秋、それも誕生日に不整脈になってしまい、その1年後に、不整脈1周年記念で作った曲です。タイトルをよく見るとなるほどですよね。

さて今回のライブでひとつやってみたかったことは歴代ベーシスト(ベーシストだけ4人変わっているんです)全員集合でした。さすがに初代ベーシストのハワイ在住の中村ゆーちゃんは来られませんし、2代目ベーシストの片野篤くんもライブがバッティングしていてくることがかないませんでした。しかし3代目ベーシストの万年諭くんが遠く栃木県から駆けつけてくれたんです。

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というわけで「ドキドキスキップ」からは4代目ベーシストの谷ちゃんとダブルベース体制での演奏となりました。

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リハまではどんな感じになるかなあと心配もしていましたが、エレキベースとウッドベースの面白い掛け合いもあり、僕も楽しませてもらいました。

次回は初代ベーシストと2代目ベーシストからのお祝いメッセージを紹介します。



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デビュー40周年記念ライブのお知らせです。

両日ともにチケットはありませんので、事前にMAKOTO BOXへお申し込み
いただければ席をご用意します。当日入り口でお名前をおっしゃってくださ
い。

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東京へおいでくださった皆様、ありがとうございました。

29日の仙台も席が埋まってきました。
聴きにいこうか、という方は是非ご予約を願いします。

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2017年9月10日 (日)

焚き火燃ゆ(2)

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昨日オープニングの「淋しい惑星」を歌っている写真を見て「お!」っと思いました。それはギターの持ち方なんですが、何とちょい斜め持ちをしているではありませんか。アコギでこんな風に持っている人はあまりいないですよね。

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実は今回のアコギのチューニングもオープンGにしました。口にはハープ、そして左手にはスライドバーをはめています。

今回スライドバー選びも二転三転しながら、結局友人手作りのブラスのバーに落ち着きました。もうひとつ最後まで候補に残ったのも友人からもらった茶色の小瓶で、その友人がが長さを調節してくれたものでした。

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最終的にどうしてブラスに落ち着いたのかというと、ライブ本番と同様にライン出力をしてスピーカーから鳴らした時にブラスの方がフィットしていたからです。生音では茶色の小瓶も良い音です。それにしても友人手作りのスライドバーが最終候補として競い合うなんてとても嬉しいです。どちらのスライドバーも買ったものとは違う、ことばのようなものを感じるからです。スライドバーに注いでくれた彼ら自身をもらって弾いているような感じ。本当に僕は恵まれている、ということだなと思います。

ソロで1曲歌った後はベースに谷ちゃん、ドラムに市ちゃん登場でアコースティックボンボンと呼んでいるトリオです。僕はアコギで「空があんまり」と「さよなら通り」の2曲を歌いました。どちらもデビューアルバムに収録した曲です。オープニングの「淋しい惑星」もそうです。これらの曲のタイトルを眺めるだけで当時の僕の心の世界が垣間見えますね。

この3曲のレコーディングは鈴木慶一さんとムーンライダースの方々によって録音されました。レコードではかなり厚みのある音になっていますが、ライブでは3人でのカヴァーです。リハの前には多少心配もあったのですが、さすがのお二人に支えられて音が形作られました。ドラムの市ちゃんのドラミングがすごいのはもちろんですが、今回ベースの谷ちゃんがすごく良かったです。何がどうしたのかはわかりませんがとても良かったです。

アコースティックボンボンはこれからも僕のバンドでの活動の柱です。そして今回は3人で始めようと決めた時の僕のイメージが実現してきたと感じました。今後はこのアコボンを軸にどんな展開が生まれるかを楽しみにしていただきたいと思います。来年の春くらいにはそんなライブができたらと考えています。さあ次回は由美子さん登場です。




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2017年9月 7日 (木)

脱力、ダツリョク、だつりょく・・・

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昨日、明日のライブで使用する弦が届きました。実はStyle-Oにこれまでより一段細いゲージの弦を使うことにしたので、急遽オーダーをしました。

スライドバーを使って弾くスタイルの場合、普通の弦高よりも高めにセッティングするのが定石です。そうしないとスライドバーがネックに触れてコツンというノイズが出たりします(味という意見もあり)。またスライドバーで押弦して弾いた弦の振幅が大きいと、弦がネックに触れてジリジリっとした感じのノイズになってしまうこともあるからです。

なのでこれまでは1弦が13で始まるミディアムゲージを張っていたのですが、演奏しやすいかどうかという点で考えると、相手がごつくてちょっと手強いという感じが否めませんでした。しっかり押弦しないといけないと、時々意識しないといけないという感じです。

先日試しにひとつ細いミディアムライトに張り替えて弾いてみたところ、ギターが自分のものになったような感覚になれたので、思い切ってミディアムライトに変えることにことにしました。今回ゲージを一段細くしても、スライドバーによるノイズの問題が出なかった理由は、僕のスライドバー扱いの力みが取れてきたからだと思います。

ギターやウクレレを教えていて厄介なのがこの力みというやつです。頑張って押さえないとちゃんと音が出ないのではないか、という心配が余計な力を込めることにつながっていきます。やがてそれが無意識に力を入れてしまう力みになって固定化していくのです。その結果いくら頑張って押弦しても、音はビビるし、手や腕は疲れてしまう、という悪循環に入ってしまいます。ところがこの力みを取るのがけっこう難しくて、力んでいる人に頭で押弦の仕組みを理解してもらうい、体験的にそれが本当であることを認識してもらうことが必要になります。でも一度身体で覚えたことを変えるのは時間がかかります。

結局力みのスタートは心配、不安感、といって良いと思います。突然ここから自分の日常のライブのことに話が飛びますが、何度ライブを経験すれば大船に乗った気持ちで臨めるのかというと、残念ならがそんな境地に至ったことはこれまで一度もありません。結局何かが不安なわけです。この不安感がライブに力みを与えてしまうことがあります。だから僕はよくバンドが出演前にステージの袖で円陣を組んで「えいえいおー!」的に勢いをつけることはしません。それよりもどう脱力させるかに気を配っています。脱力、ダツリョク、だつりょく・・・。あれヒロシみたいになっている。



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2017年9月 5日 (火)

弦とノイズ

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先日の古河の歌声ペトラの時にリゾネーターギターのStyle-Oを弾きました。その際小さいんですがこれまでにないノイズが出ているなあと思いました。それほど気になるノイズではなかったので会場由来のノイズかなと思っていました。会場由来のノイズというのは一般的な家庭電源は冷蔵庫と繋がっていたり、光量調節する電球と繋がっていたりして、様々なところからのノイズが楽器や音響機材に影響を与えることがあるんです。そこでその可能性があるなと思っていたのですが、一昨日の小岩の教会でのリハーサルでも同じノイズが出ているんです。これは会場の問題ではなく僕の方の問題ということになります。コンサートは無事に終えることができましたが、8日のライブの前にノイズの原因をはっきりさせて解消させておきたいので、小岩からの帰りにはノイズの原因追及の手順をあれこれ考えながら運転していました。

そして昨日の朝一にその作業に取り掛かりました。ノイズが僕の側の問題だとしても、ギター、ケーブル、プリアンプ、ケーブルとひとつずつチェックをして原因を突き止めなければなりません。その結果どうもギターそのものに問題あることがはっきりしてきました。しかしピックアップを使わない生の状態では弦やボディーのビビリ音などのノイズが出ていないので、今回のノイズの原因はピックアップだ、ということになりました。

ピックアップがからノイズが出ているとしたら救急リペアで対処可能なのか。それともウクレレに使っている、磁力でボディーに取り付けるタイプのピックアップを応急で使ってみるか。Style-Oではなくもう1本のウッドのリゾネーターギターのM-1を使うか。などなど頭を回しました。

そんなこんなしている内に、このノイズがではじめたのが試しにいつもと違う弦に替えてみた後からだということに気がつきました。ところでStyle-Oのピックアップはアコースティックギターでは定番のサドルの下に貼り付けるピエゾタイプではなく。エレキギターと同じくボディーに貼り付けるマグネットタイプのピックアップです。ですから弦の材質自体が音に影響することは十分考えられるんです。

とうわけで弦が原因であることを疑いながらチェックを重ねたところ、どうやら問題は弦であるという結論に至りました。今回弦のゲージをひとつ細い方にシフトするので、これまで使ってきた弦の1段細いタイプを張ってみるまでは安心できませんが、ひとまずこれでひと安心ではないかと思います。

ではどうしてノイズの原因になった弦を張ってみたのかというと、今回のライブのためのリハでアコースティックギターに張ったところとても良い音だったからです。それでリゾネーターでも試そうと思いました。それはアーニーボールのアルミニウムブロンズのミディアムライトです。そして今取り寄せているのが、アーニーボールのニッケルワウンド カスタムゲージのセットです。

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この弦はどちらかというとエレキギター、特にジャズ系で使うことの多い弦ですが、先ほどのようにリゾネーターのピックアップがマグネットタイプということもあり相性は良いと思います。ピックアップとの相性を考えないリゾネーター使いでも、意外にニッケルワウンドを張っている方が多いようですよ。



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ぜひ事前に予約をお願いします。

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2017年8月20日 (日)

チューニングを13回

今仕事部屋にはこんな感じでギターが置いてあります。

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9月のライブではリゾネーターギターではなくアコースティックギターを弾く場面がありますが、その際のチューニングをノーマルチューニングにするかオープンチューニングにするかをここしばらく考えていまして、色々試行錯誤をしてきました。そして次第に気持ちはオープンチューニングでいく方向に固まってきました。これはスライド奏法に適しているからオープンチューニングにするというところから、機能的なことだけではなく、オープンチューニング独特の響きが好きになってきているんだと思います。

そしてアコースティックギターをオープンチューニングにして弾くことによって、以前ノーマルチューニングで弾いていた時と、リゾネーターギターでオープンチューニングを弾く時との狭間に入り込んだような感覚が生まれてきました。それはオープンチューニング&スライド奏法というものが生まれてきたブルースやカントリーの呪縛からの離脱(大げさ)の始まり、といっても良いかもしれません。要するに元来スライド奏法ならばこんな感じで弾く、というところから少し離れて自由になってきたということです。ですからオープンでもスライドバーを使わないで弾くこともありだなと思い始めました。そしてスライドバーを使うがためのオープンチューニングではなく、オープンチューニングをどう自分のものにしていくか、という次の段階に踏み込むきっかけをアコースティックギターのオープンチューニングがもたらしてくれたということです。

同時にウクレレも使うので、どのタイプを使おうかと比較検討をしていました。手持ちのテナーウクレレ、ソプラノボディーのテナーネックも試してみましたが、やはり最近ライブで使ってきたソプラノのパイナップルに落ち着きそうです。このウクレレにはピックアップを取り付けていないので、mspという脱着式のピックアップを使おうと考えています。

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このピックアップは二つの磁石でトップの板を挟んで固定をするのですが、簡単に脱着できるように、受け側の磁石をボディーの内側に貼り付けようかと考え始めています。そうするとピックアップの位置が固定されるわけですが、これが「あ〜だこ〜だ」と迷いやすい僕に向いているかどうかがでちょっと迷っています(ね、迷いやすい)。

それにしてもひとつのブログでチューニングという言葉を13回も使ったのは初めてです(笑)。



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2017年8月19日 (土)

ギターの深イイ話

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先日リゾネーターギターのStyle-Oから音程によってビビり音が出ていることに気がつきました。最初はコーンの上に何か異物でも入ったのかな?どこかのビスが緩んだのかな?と思い、楽器を振ってみたり、ビスを増し締めしてみたりしましたが、一向にビビり音は止みません。ふとボディーに後付けするタイプのピックアップを見るとボディーからわずかに浮いているのがわかりました。試しにピックアップをボディーに押し付けるとビビり音が止みました。どうやらこのピックアップの浮きが問題だったようです。浮いている箇所をよく見ると、ピックアップが両面テープでボディーに貼り付けてあることもわかったので、一応手近にあった両面テープを隙間に差し込んで圧着し応急処置をしました。

そのことをブログかFacebookのコメントに書いたところ、ギタリストの洪栄龍さんが電話を下さったんです。そしてピックアップの再セッティングについて色々と教えてくれました。洪さんは僕のギターの先生のような方で(岩渕くん僕のことを先生なんて呼ぶなら授業料もらっちゃうよ!という声が聴こえてきますが・・・)、この時も前の粘着テープの汚れ落しにはジッポーのオイルが良いこと、それから両面テープには厚みをはじめ色々な違いがあるので気をつけた方が良いことと、製品としてはNittoのテープが良いことなどを教えてもらいました。

これらのことって言ってしまえば何でもないようなことですが、洪さんの経験と探究心から導き出された貴重なアドバイスです。こも日はこのこと以外にも教えてもらいました。特にそれぞれのギターが作られた(設計された)年代によって微妙に設計思想が違うので、使用する弦もそのギターが最初に作られた時代の弦、ゲージを使うと良いなどなど、僕がまったく意識したことがなかったギターの深イイ話(テレビの方は観ません)を教えてくれました。こういう方に心にかけてもらえる僕は本当に恵まれていると思います。

その後Style-Oを買った、御茶ノ水のギタープラネットアコースティック館のSさんにも電話を入れて、ピックアップのアウトプットのケーブルの遊びがどれくらいあるのか、両面テープの厚さはどれくらいか、などの確認もしてから、ジッポーのオイルとNIttoの両面テープは取り寄せました。そして昨日ピックアップの張替え作業をしましたが、事前確認をしたことで、ある程度作業全体をイメージしながら行うことができました。

最初の写真はリペアで弦を外す際の弦の仮止め。これは川崎のギターシエルターで見ておぼえました。

ジッポーのオイルとNittoです。ジッポーのオイルは大きい感の方が安かったのでそうしました。両面テープはボディーが真っ平らとは限らないので、少し厚めの0.16ミリを選びました。

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ピックアップを外したところです。前の粘着テープの汚れをボディーとピックアップの裏と念入りに落としました。

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両面テープは20ミリ幅を買いました。ピックアップの幅が37ミリくらいなので2列に並べて貼ると少し余ります。なので一方を目分量で端から4ミリくらいのところをハサミで切り、アウトプットケーブルのところも四角にカットしてピックアップに貼りました。

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事前にピックアップの端に鉛筆で印をしていたので、それに合わせてボディーに圧着し、弦を張りなおして作業は終了となりました。もちろんその後、音のチェックをして完成です。

以前はネック調整はもちろん、全てをリペアマン任せにしていましたが最近は良い意味で自分の中の規則がゆるくなり、ちょっとした手入れにはチャレンジしてみています。良い意味で規則がゆるくなり、は演奏にも現れてきていると思います。僕ってほんわかしているようでガチガチの規則人間なのかもしれませんよ(笑)。



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2017年8月17日 (木)

TOMPSONもオープンで

9月のライブでは最近メインに弾いているリゾネーター以外にアコースティックギターやウクレレも弾くことにしています。アコースティックで弾く曲にはノーマルチューニングが良い曲と、オープンチューニングで弾くのが良さそうな曲があります。

僕はメインで使えるアコースティックギターを2本所有しています。どちらもTOMPSONのT-1ですが、そのうちの1本はショートスケールです。今回のライブではショートスケールの方をノーマルチューニングで、ノーマルなT-1をオープンチューニングにしてみようと考えました。どちらのギターも弦高をかなり低めにセッティングしてもらっているので、スライド奏法をするには低すぎます。そこでノーマルのT-1に以前予備に作ってもらっていたサドルを載せてみることにしました。微妙に長さが合わなかったので、自分で紙やすりで調整して(汗)弦を張ったところ、絵に描いたようにちょうど良い弦高になりました。これには自分でもちょっと出来過ぎだと笑ってしまいました。

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音色はリゾネーターギターよりもアコースティックギターの方がきらびやかな音がするので、スライドバーもそれなりにフィットするものを選んで弾き込んでみましたがとても良い感じです。リゾネーターよりも低音がしっかりしていて、サスティーンも効いていているので気持ちの良い音色です。

ところでTOMPSONをスライドバーで弾くというのは聴いたことがないので、変わったもの好きな僕には合っています。今週中にStyle-Oのピックアップの付け直しもする予定にしています。そのことも後日報告します。

来週の半ばには仙台でリハーサルを予定しています。まだ詳細は分かりませんが、滞在中にラジオや新聞でライブのことを宣伝させてもらえるかもしれません。東京のライブは残席がもうほぼないようです。仙台はこれから本格的にPRをしますが、こちらもぜひみなさんに足を運んでいただきたいなあと思っています。ちなみに東京と仙台では出演者も内容も違いますので、東京から電車1本で行ける仙台にもいらっしゃいませんか(笑)。



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2017年8月14日 (月)

ボトルネック通信

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僕のボトルネック通信も回を重ねてまいりました(いつからそんなんできたん?)。今月9日のブログでこれまでのボトルネック遍歴について書きましたが、現在気に入っている形状である、ガラスでストレート、に至るヒントを与えてくれたのが友人からもらった薬瓶です。上の写真の真ん中の背の高い瓶がそれです。

市販の製品にも瓶の形に似せて作られたものはありますが、それらはガラスの質が均一で、表面もとても滑らかに仕上げてあり、言ってみれば優等生です。この茶色い瓶はまさに瓶なので、ガラスの質も不均一ですし表面も滑らかとはいえません。しかし不思議なのですが味があります。もうこの「味」に至っては好き嫌いに個人差がありますし、言葉では説明しがたい領域のものです。

ところがこの瓶、僕にはちょっと長すぎました。と言っても5ミリ程度なんですが・・・。先日この瓶を少し短くできないかと思い立ちました。ネットを検索すると瓶の首(ここからボトルネックと呼ばれるようになりました)の切り方は出ていますが、何ミリかを短くカットするというケースは見つけられませんでした。ガラス屋さんに頼むときっとできるのだとは思いますが、それもちょっと大げさです。

実はこの瓶をくれた友人は歯科○○○です(どうして○なのかは不明・笑)。僕は彼に頼めばきっとやってくれる!とのいつもの突然の確信に見舞われ(笑)早速連絡をしてみました。彼からは、「できると思いますよ〜」との二つ返事に、図々しい僕は早速出かけて行って「5ミリくらい切ってみたいんだよねえ」と相手のことなど考えずに、無茶な割には細かなリクエスト。そんな僕をよく知っている友人は「はいはいやってみま、少し時間をください」と引き受けてくれました。

その夜にメールで「できたよ〜、明日ポストに入れておきますよ」とまるでアマゾンのような連絡。そして翌日カットされた瓶を手にすることができました。

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切り口がめちゃくちゃ滑らかです。
まさにプロの仕事(何の?)。

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この瓶はおそらく板ガラスを筒にしてカットしたもののようで、貼り合わせたとみられる筋があります。この筋が弦に当たるように弾くと弦をこするザラザラ音がします。こらはこれで何かに使えそうです。

「わかるかな〜、わかんねえだろうなあ〜」。

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ライブで茶色の小瓶を見つけたら、「あれだ!」と楽しんでもらえたら僕も楽しいです。




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2017年8月 9日 (水)

通る道

目的地に至るまでに通る道があり、通らなければたどり着かないということもあるのかなあと思う今日であります。その目的地はどこかというと、僕にとってベストに近いスライドバーを見つけることでした。

振り返ればリゾネーターギターに興味を持ち、オープンチューニングを本気で弾き始めたのが2015年の12月でした。当時我が家にあったスライドバーがこのブラスのもの。おそらくデビューアルバムで使ったものではないかと思われます。そしもう1本あったのがこの瓶の形をしたもの。

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ここから僕のスライドバー探しの旅が始まったわけです。順に紹介します。

これはセラミックではないかと思われますが、内径が小さめで指の奥までは入れられないサイズですが取り回しが良さそうなので使ってみました。

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これは僕の持っている中で最強級の2本です。

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特殊加工を施した鉄せいでサスティーンが長く音も太くブルースにはバッチリです。あるライブで昔から持っていたブラスと弾き比べていたら、PAエンジニアの方が「ブラスの方がアコギに近い感じで、この黒い方は少し金属的な感じがする」と言っていたことばが頭から離れなくなり、スライドバー探しにさらに拍車がかかりました。

次はブラスで長さが短いものです。

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ほぼネックの幅くらいなのですが、重量も軽くしばらくはこれでいこうと2本買いました。元々エレクトリック用と考えるべきなのでしょうが、アコースティックで弾くには少し軽すぎる感じがしてきてやがて使わなくなりました。

その頃友人から薬のビンをもらいました。

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医療用のビンで普通はなかなか手に入らないもののようです。特徴は外側がストレートでカーブを描いていないということです。実はこれまでのバーはセラミックを除いてはすべて弦に合わせたカーブが付いているタイプなのです。で、ストレートではちょっと無理だなということであまり使いませんでした。

次は日本製のセラミックのタイプです。

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一時はメインで使っていましたが、音の線がわずかに細いような感じがしていました。これは楽器や弦との相性、弾き方でも違いますからあくまでも僕が弾くのにはということです。

ここで友人からもらった薬瓶で弾いてみると、以前とはちょっと違う感触を得ました。ガラスには金属製とは違う良さがあります。そこで僕は自分で瓶を切って自作のバーを作る人になろうと考えたのですが、すぐに「いや、そういうことが得意な友人に頼もう」ということになり、依頼してきてきたのがこれらのバーです。

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瓶をカットしたものの他にブラス製も作ってくれました。茶色い瓶は日本酒の瓶らしいですが、これの音は良かったです。ブラスの重い方はしばらくライブで使いました。

それでも相変わらずガラスのバーを追求したいという思いがあり、瓶の形のバーを購入。

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その後はカーブのついたガラス製にたどり着き、「これで行こう!」とサイズ違いも入れると5本も揃えてしまいました。

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ところでアコースティックギターの弦は弾きやすくするために1弦から6弦に向かって微妙に高さを変えてカーブになっています。3弦、4弦あたりが一番高くなっているんです。もちろんフィンガーボードもそうなっています。ですからスライドバーもカーブが付いているものの方が複数の弦を弾く場合は良いに違いない、と確信してきたのですが、時折ギタリストの佐藤克彦さんがおっしゃっていた「スライドバーはストレートが良いよね」ということばが頭の中でリフレインしていました。

ここ数日ライブの準備も兼ねてリゾネーターと向き合っているのですが、次第にその意味がわかるようになってきました。それはカーブの付いたバーのカーブが自分のギターの弦のカーブにフィットするとは限らないということなんです。例えば3弦から5弦までをバーで押さえるときは確実にストレートのバーのほうが安定しています。

というわけで僕はしばらくストレートのバーで弾く人になるようです。ここまでのスライドバーの遍歴にお付きあいいただきありがとうございました。結局安価でノーマルなところに落ち着いたというわけです。

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